ダブルスうまくなりたいけど、どんな練習をしたらうまくなるのかわからない!
そんな方に向けて、テニスサークルで毎日のようにテニスをやってる僕が行っているダブルス練習をつ紹介したいと思います!
全てコートのクロス半面を使ってやることができるので、是非自力を上げる練習として活用してみてください。
ちなみに1面全体を使ったダブルスの練習メニューについては↓で紹介しているので参考までに!
クロス半面でできる球出し練習メニュー
- スマッシュ
- ボレー
- 切り返し
- リターン
- 高い打点からのの打ち込み
- アプローチ
- ロブ
- ドライブボレー
- ハイボレーカット
- 止めボレー
- ファーストボレー
- 股抜き
色々あるので解説します。
スマッシュ
スマッシュは大事です。繋ぐだけでは勝てない相手に対して、積極的にポイントをとっていくためにはスマッシュが欠かせません。
僕は、ダブルスで「スマッシュをミスなく打ち続け、甘くなったときに決めきれるか」が、上級者と中級者を分ける1つの基準だと思います。
スマッシュをミスなく打てるようにするには半面で球出しをしてもらいましょう。
その中で
- ロブの深さ、高さ
- スマッシュのコース
などに意識的に変化を出していくとより効果的な練習ができます。
特に、スマッシュの場合は
- レンジ
- 角度
- 威力
を追い求めて工夫していきましょう。
スマッシュのコツについては↓にもちょろっと書いてます。
ボレー
ボレーの球出しも大事です。
特に平行陣で戦う人は、ボレーを自分の思ったとおりにコントロールする必要があるため、できない人はボレーの基礎のためにぜひ球出し練習しましょう。
ボレーのコツは↓に色々書いてます。
実際に打つときも
- ローかハイかミドルか
- フォアかバックかボディか
- 繋ぐか叩くかドロップか
みたいに、どんなコースの球に対してどんなコースにどんなボレーを打つのかを明確にしてから練習するとなお効果的です。
切り返し
また、速い球や深い球に対する切り返しのストロークも球出しで練習できます。
ラリーで打ち込まれた際にすぐに劣勢になってしまっていては、相手に楽だなと思われてしまいますし、調子に乗らせてしまいますから、これまた練習する価値があります。
球出ししてもらう際には
- コンチネンタルグリップでスライス気味に打ち込んでもらう
- スピンのかかったストロークを打ち込んでもらう
この2つを分けて両方練習しときましょう。
うまく打ち返すコツは
- 低く構えて
- 前に体重を載せ
- ラケットを引かずに限りなくボレーに近い形で打つ
こんな感じ。ほとんどリターンと一緒ですね。
この2つができるようになってきたら、少し下がった位置からスマッシュを切り返す練習をするのも良いです。
リターン
リターンも球出しで練習できます。前衛がいるダブルスではよりシビアさが求められるのでぜひ練習しておきたいところ。
サービスラインから球を出してもらうと普通にベースラインからサーブを打ってもらうよりやりやすいですね。
リターンのコツについては↓で色々書いています。
速いサーブを返せるようになりたい場合は↓も参考になるかも。
リターンが苦手な人は、↓も参考になるかもです。
高い打点からのの打ち込み
ストロークがミスなく打てるようになってきたら、次は高い打点での打ち込みを練習しましょう。
ダブルスのストロークの極意は、「AHAP(As High As Possible」。要するに、極力打点を高くとれってことです。ダブルスでやすやすと打点を落としてしまうストローカーはダメ。
というのも、自分が高い打点で打てれば相手に低い打点を強いることができ、相手の攻撃を封じることができ、ひいてはこちらの攻撃につながるからです。
テニスではネットを超えなければならないので、自分が高い打点で打てる=相手は低い打点で打たされる=相手は上に向かって打たなきゃいけない=相手は打てるコースが狭まる=自分らは攻撃しやすいということが言えます。
ここまではシングルスも一緒ですが、ダブルスの場合前衛(決め役)がいるので、相手のコースを制限するということで、前衛を避けようとする相手にかなり大きなリスクを負わせることができます。
そういう意味で高い打点からの打ち込みは練習しておくべきです。相手が雁行でも平行でも同じです。
球出しでぜひやってみてください!
アプローチ
ツーバウンド目がサービスラインくらいで跳ねるくらいの短い球を出して、アプローチをさせるのも反面でできる良い練習です。
ダブルスでは前をとったほうが有利なので、相手の浅い球を浮かさず正確にアプローチする技術を球出しで磨いておきましょう。
アプローチショットのコツは↓で書いてます。対平行陣のアプローチですが、対雁行陣でも使える要素が多分にあると思います。
ロブ
ロブはダブルスにおいて必須の技術です。
- リターンで相手を撹乱するとき
- ミスせずつなぎたいとき
- 雁行陣でストレートに展開するとき
- スマッシュを打たれて凌ぐとき
- ギリギリで追いついて時間を作るとき
もうありとあらゆる場面、レベルで使えるダブルスの超基本技術です。
球出しで練習しておきましょう。
ストロークのように打つスピンロブは下からストロークの球出しのように、スマッシュなど速い球を凌ぐのにつかうスライスロブはサービスラインからスマッシュの球出しをしてもらうなどして練習しましょう。
ドライブボレー
これは初心者はあまり優先度が高くないですが、上級者は練習しておいたほうが良いだろう技術です。特に平行陣に勝つことを目的としている場合、ドライブボレーは身につけておいたほうが良いです。
具体的には、こちらが平行陣に対してストロークを打ち込んだあと深いボレーが返ってきたときなどで役立ちます。自分の後ろにバウンドする球を落としてしまうとかなり打てるコースが限定されてしまいますから、ノーバンでドライブボレーするのが一番です。
練習方法としては、深めにボレー(山なり気味)を出してもらい、それをノーバンで打つだけです。基本的な動きはストロークと変わりません。ただし、打点をつまらさないことだけは普通のストローク以上に意識しましょう。
ハイボレーカット
これは平行陣を練習する人向けです。スマッシュするのがきつい、でも平行陣を崩したくない、そんなときに使えるショットがハイボレーカットです。
基本的にはラケットを高くセットしてボレーするだけです。なるべく下がりながら打たず、下がりきってから打ちましょう。
これもスマッシュ同様深さやコースに変化をつけて練習することでより効果的になります。
止めボレー
これも平行陣を作る方向けです。打ち込みを止めるボレー練習です。
他の球出しと違ってボレーを練習する側が球出しをします。甘めにストロークの球出しをし、それを思い切り打ち込んでもらって止めましょう。
これができると平行陣で速い球にやられなくなります。
コツは基本的に通常のボレーと同じですが、この練習でも同じように前に足を出していくことがとても大事です。
球が速いとひるみがちですが、ひるまず向かっていくと意外に良いボレーが返ったりするので普段のボレーと変わらずフットワークを大事にしましょう。
ファーストボレー
サービスダッシュをするならファーストボレーも練習しておきましょう。
ファーストボレーは、最初のうちは下からストロークの球出しのように、慣れてきたら上からスマッシュを打つように球出ししてもらいましょう。
上からの球出し相手にしっかりファーストボレーを入れられるようになったら大抵のリターンは怖くないと思います。
サーブが弱くても跳ね返せるファーストボレーを作っていきましょう。
ちなみに、上からの球出しがやりにくい、うちにくいという場合には
- ファーストボレーする側が甘いストロークを出し
- 思い切りストロークで打ち込んでもらい
- 打ち込まれた球をファーストボレーする
という方法でも練習することができます。ただ、このやりかただと相手の打ち込みが下手だと練習にならなかったり、少し球出しに時間がかかるというデメリットもあります。
股抜き
最後に紹介するのが股抜きショットです。股抜きは試合でそんなに使うショットじゃないので優先順位は低いですが、練習してみると意外とできるので面白いです。
最初のうちは後ろを向き、足元にボールを落として打ちます。
慣れてきたら、後ろに向かって歩きながら足元に落としたボールを打ちます。
更になれてきたら前を向いた状態で後ろに向かってボールを投げ、それに追いついて打ちます。
これを段階を追ってくりかえしてれば意外とできるのでぜひやってみてください。
詳しいことは↓で書いてます。
半面だけでもできる練習はいっぱいあるので、ぜひやってみましょう!