ダブルス

【テニス】クロス半面でできるダブルスの球出しメニュー12つを紹介

2019-11-14

ダブルスうまくなりたいけど、どんな練習をしたらうまくなるのかわからない!

そんな方に向けて、テニスサークルで毎日のようにテニスをやってる僕が行っているダブルス練習をつ紹介したいと思います!

全てコートのクロス半面を使ってやることができるので、是非自力を上げる練習として活用してみてください。

ちなみに1面全体を使ったダブルスの練習メニューについては↓で紹介しているので参考までに!

【テニス】今すぐ使えるダブルスの練習メニュー14選!

クロス半面でできる球出し練習メニュー

  • スマッシュ
  • ボレー
  • 切り返し
  • リターン
  • 高い打点からのの打ち込み
  • アプローチ
  • ロブ
  • ドライブボレー
  • ハイボレーカット
  • 止めボレー
  • ファーストボレー
  • 股抜き

色々あるので解説します。

スマッシュ

スマッシュは大事です。繋ぐだけでは勝てない相手に対して、積極的にポイントをとっていくためにはスマッシュが欠かせません。

僕は、ダブルスで「スマッシュをミスなく打ち続け、甘くなったときに決めきれるか」が、上級者と中級者を分ける1つの基準だと思います。

スマッシュをミスなく打てるようにするには半面で球出しをしてもらいましょう。

その中で

  • ロブの深さ、高さ
  • スマッシュのコース

などに意識的に変化を出していくとより効果的な練習ができます。

特に、スマッシュの場合は

  • レンジ
  • 角度
  • 威力

を追い求めて工夫していきましょう。

スマッシュのコツについては↓にもちょろっと書いてます。

【テニス】スマッシュを順クロスに打てない人は打点の意識を2つだけ変えてみよう

ボレー

ボレーの球出しも大事です。

特に平行陣で戦う人は、ボレーを自分の思ったとおりにコントロールする必要があるため、できない人はボレーの基礎のためにぜひ球出し練習しましょう。

ボレーのコツは↓に色々書いてます。

【テニス】初心者のボレー習得に必須なラケット・フットワークのコツ・基本

実際に打つときも

  • ローかハイかミドルか
  • フォアかバックかボディか
  • 繋ぐか叩くかドロップか

みたいに、どんなコースの球に対してどんなコースにどんなボレーを打つのかを明確にしてから練習するとなお効果的です。

切り返し

また、速い球や深い球に対する切り返しのストロークも球出しで練習できます。

ラリーで打ち込まれた際にすぐに劣勢になってしまっていては、相手に楽だなと思われてしまいますし、調子に乗らせてしまいますから、これまた練習する価値があります。

球出ししてもらう際には

  • コンチネンタルグリップでスライス気味に打ち込んでもらう
  • スピンのかかったストロークを打ち込んでもらう

この2つを分けて両方練習しときましょう。

うまく打ち返すコツは

  • 低く構えて
  • 前に体重を載せ
  • ラケットを引かずに限りなくボレーに近い形で打つ

こんな感じ。ほとんどリターンと一緒ですね。

この2つができるようになってきたら、少し下がった位置からスマッシュを切り返す練習をするのも良いです。

リターン

リターンも球出しで練習できます。前衛がいるダブルスではよりシビアさが求められるのでぜひ練習しておきたいところ。

サービスラインから球を出してもらうと普通にベースラインからサーブを打ってもらうよりやりやすいですね。

リターンのコツについては↓で色々書いています。

【ブレイク確率↑】テニスのリターン/レシーブで相手を翻弄する4つコツ&練習方法

速いサーブを返せるようになりたい場合は↓も参考になるかも。

【テニス】速いサーブをミスせずリターンし続けるコツ

リターンが苦手な人は、↓も参考になるかもです。

【テニス】僕が半年悩んだダブルスでのリターンの苦手意識を克服した方法と体験談

高い打点からのの打ち込み

ストロークがミスなく打てるようになってきたら、次は高い打点での打ち込みを練習しましょう。

ダブルスのストロークの極意は、「AHAP(As High As Possible」。要するに、極力打点を高くとれってことです。ダブルスでやすやすと打点を落としてしまうストローカーはダメ。

というのも、自分が高い打点で打てれば相手に低い打点を強いることができ、相手の攻撃を封じることができ、ひいてはこちらの攻撃につながるからです。

テニスではネットを超えなければならないので、自分が高い打点で打てる=相手は低い打点で打たされる=相手は上に向かって打たなきゃいけない=相手は打てるコースが狭まる=自分らは攻撃しやすいということが言えます。

ここまではシングルスも一緒ですが、ダブルスの場合前衛(決め役)がいるので、相手のコースを制限するということで、前衛を避けようとする相手にかなり大きなリスクを負わせることができます。

そういう意味で高い打点からの打ち込みは練習しておくべきです。相手が雁行でも平行でも同じです。

球出しでぜひやってみてください!

アプローチ

ツーバウンド目がサービスラインくらいで跳ねるくらいの短い球を出して、アプローチをさせるのも反面でできる良い練習です。

ダブルスでは前をとったほうが有利なので、相手の浅い球を浮かさず正確にアプローチする技術を球出しで磨いておきましょう。

アプローチショットのコツは↓で書いてます。対平行陣のアプローチですが、対雁行陣でも使える要素が多分にあると思います。

【テニス】ダブルスで並行陣の低く浅いボレーに対するアプローチショットのコツ

ロブ

ロブはダブルスにおいて必須の技術です。

  • リターンで相手を撹乱するとき
  • ミスせずつなぎたいとき
  • 雁行陣でストレートに展開するとき
  • スマッシュを打たれて凌ぐとき
  • ギリギリで追いついて時間を作るとき

もうありとあらゆる場面、レベルで使えるダブルスの超基本技術です。

球出しで練習しておきましょう。

ストロークのように打つスピンロブは下からストロークの球出しのように、スマッシュなど速い球を凌ぐのにつかうスライスロブはサービスラインからスマッシュの球出しをしてもらうなどして練習しましょう。

ドライブボレー

これは初心者はあまり優先度が高くないですが、上級者は練習しておいたほうが良いだろう技術です。特に平行陣に勝つことを目的としている場合、ドライブボレーは身につけておいたほうが良いです。

具体的には、こちらが平行陣に対してストロークを打ち込んだあと深いボレーが返ってきたときなどで役立ちます。自分の後ろにバウンドする球を落としてしまうとかなり打てるコースが限定されてしまいますから、ノーバンでドライブボレーするのが一番です。

練習方法としては、深めにボレー(山なり気味)を出してもらい、それをノーバンで打つだけです。基本的な動きはストロークと変わりません。ただし、打点をつまらさないことだけは普通のストローク以上に意識しましょう。

ハイボレーカット

これは平行陣を練習する人向けです。スマッシュするのがきつい、でも平行陣を崩したくない、そんなときに使えるショットがハイボレーカットです。

基本的にはラケットを高くセットしてボレーするだけです。なるべく下がりながら打たず、下がりきってから打ちましょう。

これもスマッシュ同様深さやコースに変化をつけて練習することでより効果的になります。

止めボレー

これも平行陣を作る方向けです。打ち込みを止めるボレー練習です。

他の球出しと違ってボレーを練習する側が球出しをします。甘めにストロークの球出しをし、それを思い切り打ち込んでもらって止めましょう。

これができると平行陣で速い球にやられなくなります。

コツは基本的に通常のボレーと同じですが、この練習でも同じように前に足を出していくことがとても大事です。

球が速いとひるみがちですが、ひるまず向かっていくと意外に良いボレーが返ったりするので普段のボレーと変わらずフットワークを大事にしましょう。

ファーストボレー

サービスダッシュをするならファーストボレーも練習しておきましょう。

ファーストボレーは、最初のうちは下からストロークの球出しのように、慣れてきたら上からスマッシュを打つように球出ししてもらいましょう。

上からの球出し相手にしっかりファーストボレーを入れられるようになったら大抵のリターンは怖くないと思います。

サーブが弱くても跳ね返せるファーストボレーを作っていきましょう。

ちなみに、上からの球出しがやりにくい、うちにくいという場合には

  1. ファーストボレーする側が甘いストロークを出し
  2. 思い切りストロークで打ち込んでもらい
  3. 打ち込まれた球をファーストボレーする

という方法でも練習することができます。ただ、このやりかただと相手の打ち込みが下手だと練習にならなかったり、少し球出しに時間がかかるというデメリットもあります。

股抜き

最後に紹介するのが股抜きショットです。股抜きは試合でそんなに使うショットじゃないので優先順位は低いですが、練習してみると意外とできるので面白いです。

最初のうちは後ろを向き、足元にボールを落として打ちます。

慣れてきたら、後ろに向かって歩きながら足元に落としたボールを打ちます。

更になれてきたら前を向いた状態で後ろに向かってボールを投げ、それに追いついて打ちます。

これを段階を追ってくりかえしてれば意外とできるのでぜひやってみてください。

詳しいことは↓で書いてます。

【テニス】練習すりゃできる!股抜きショットのコツと練習方法4ステップ

半面だけでもできる練習はいっぱいあるので、ぜひやってみましょう!

-ダブルス

ダブルス

2020/5/9

【テニス】クロス半面でできるダブルスのラリー形式メニューを5つ紹介

ダブルスの練習って何したら良いの?って人向けに、クロス半面でできるラリー練習を紹介していきたいと思います。 球出し編に引き続き、試合で勝つために必要な技術を身につけるためにはもってこいの練習ばかりなのでぜひやってみてください。 【テニス】クロス半面でできるダブルスの球出しメニュー12つを紹介 コート一面を使ったダブルスの練習メニューについては↓で紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。 【テニス】今すぐ使えるダブルスの練習メニュー14選! クリックでジャンプクロス半面でできるダブルスのラリー練習ス ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】クロス半面でできるダブルスの球出しメニュー12つを紹介

ダブルスうまくなりたいけど、どんな練習をしたらうまくなるのかわからない! そんな方に向けて、テニスサークルで毎日のようにテニスをやってる僕が行っているダブルス練習をつ紹介したいと思います! 全てコートのクロス半面を使ってやることができるので、是非自力を上げる練習として活用してみてください。 ちなみに1面全体を使ったダブルスの練習メニューについては↓で紹介しているので参考までに! 【テニス】今すぐ使えるダブルスの練習メニュー14選! クリックでジャンプクロス半面でできる球出し練習メニュースマッシュボレー切り ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】ダブルスで必須なコンチロブ(スライスロブ)をうまく上げる方法

テニスのダブルスでは、スマッシュや強いサーブに対するコンチロブ(スライスロブ)の技術が必須です。 しかし、僕の周りにも自信を持って高く深いロブを安定して上げられる人はあまり居ません。 ここではコンチロブを上げるようになるコツを解説していくので、苦手な人は参考にしてみてください。 クリックでジャンプコンチロブを安定してあげるコツフットワークを理解するラケットと体の位置関係を変えない当たる瞬間に握り込むアウトミスはOK、浅いのはダメバックのコンチロブが飛ばない場合風が強い日は上げ方に工夫が必要試合前のアップで ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】ダブルスで下手なペアに不満ばかりの人はマジで損してる

ダブルスでペアに対して あーあ、またやったよ いつもお前がダフォるから負けるんだよ 俺のせいじゃなくてお前のせいだからな なーんて思ってませんか? ですが、ペアが真剣にテニスをやってる以上、こういう思考は一切やめたほうが良い。 こういうふうに考えている人は、なかなか勝てるようになりません。 ダブルスでここに書くようなことをやっていないか、チェックしてみてください。 クリックでジャンプ感情に任せてミスを責めるな指摘するべきミスはあるミスしたくてしてるやつなんていないお前がもっと強ければ勝てるじゃんあなたのペ ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】時にはネットにベタ詰めできないと、並行陣は前にいる意味がない

ダブルスで平行陣を作るとき、ちゃんと機会を見てネットに詰められていますか? 詰めずにずっと後ろでボレーをしている自覚があるとしたら、もったいない。 詰めるべき場面で詰められない平行陣は、前にでてきている意味がありません。 クリックでジャンプなぜ詰めることができないのか、を考えよう平行陣はいつ詰めればよい?詰めないとボレーは決まらないまとめ なぜ詰めることができないのか、を考えよう なぜ前に出ても詰められないのか。理由はいろいろあるはず。 ロブで抜かれるのが怖い こっちのボレーが甘い 詰めるタイミングがわか ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】サーブが弱くてもダブルスでリターン強者に対して平行陣を敷ききる3つのコツ!

テニスのダブルスでふだんサーブアンドボレーを使って平行陣をする人は多いと思います。 しかしファーストボレーであがろうにも、相手リターンが強い場合には前衛の格好の餌食になってしまいますよね。 あなたがサーブが苦手な場合、なおさらです。 この記事では、リターン強者に対して平行陣を作るために必要な技術・方法をお伝えしたいと思います!! クリックでジャンプリターン強者に対して平行陣を作る3つの方法低いスライスサーブを習得するファーストボレーを左右に打ちわけるセカンドサーブを深く入れるまとめ リターン強者に対して平 ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】スマッシュを順クロスに打てない人は打点の意識を2つだけ変えてみよう

スマッシュでコースを打ち分けられないことに悩んでいませんか? 【テニス】雁行陣<平行陣?ダブルスの平行陣で勝てないプレーヤーの特徴3つ! 以前この記事で、スマッシュが下手な人は平行陣はやめておいたほうが良いと書きました。平行陣はスマッシュが肝です。 この記事では、スマッシュを逆クロスにしか打てない人に向けて、順クロスに鋭く打つ方法を解説していきたいと思います。 スマッシュを順クロスに飛ばすコツ 順クロスに飛ばすコツは 頭の上ではなく、利き腕側で前に打点を取る これだけです。 僕が以前そうだったからわ ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】ダブルスの並行陣で勝てない選手の特徴を3つあげてみた

テニスのダブルスで平行陣を練習したい! 雁行陣より平行陣のほうが強いしカッコいい こんなふうに思っていませんか? しかし、その考え方は間違っている可能性があります。プレースタイルによっては、必ずしも平行陣が雁行陣よりも強い、自分にとって理想的な戦い方とは限らないからです。 この記事では、平行陣で勝てないプレーヤーの特徴を3つ説明したいと思います。 クリックでジャンプ安易に平行陣を目指さないほうが良い人の特徴ボレーが苦手な人スマッシュを自信を持って打ちきれない人ある程度の確率で優位を取れるサーブがない人上記 ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】ダブルス平行陣での攻撃と守備の基本を初心者向けに徹底解説!

布団に入っているのに手がかじかむとはどういうことか…。寒すぎる。 この記事では、ある程度ボレーを習得し、ダブルスで平行陣にトライしてみたいという方に向けて、平行陣の攻めと守りの基本をお伝えしていきます。 僕が2年前に平行陣をやり始めた時に知りたかったであろう情報をまとめていくので、困ったときにはこれを参考に平行陣の基本的な動きを習得してほしいと思います。 この記事に書かれていることは、下のボレーの基本の記事で書いてあることはできるようにした上で読んだほうが効果があると思います。なので、まだ読んでいない方は ...

続きを読む

ダブルス

2020/5/9

【テニス】ダブルスでツーバックが並行陣を崩す4つの方法と決め方3つ!

テニスのダブルスで相手がサービス&ボレーをして平行陣を敷いてきたとき、ツーバックで対応しなければいけない時に不利になってしまうことはありませんか? 今日は、そんなとき後衛側が平行陣を崩すために必要な戦略をお伝えします! クリックでジャンプ平行陣を崩すコツまとめ短く沈むスピンボールストロークを短く沈めるコツ腰を落として必ずボールの下からラケットを入れるボールの軌道の頂点をネットの1mくらい手前にイメージするスピンロブで平行陣の前衛の頭上を狙うスピンロブのコツショートクロスへ打って平行陣の後衛を崩すシ ...

続きを読む

follow us in feedly

関連記事

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
とおる

とおる

大学生。好きなことはテニス、文章書くこと、ダンスミュージック、嫌いなものは忘れ物、銀杏、絡まりやすいもの。 大学一年の夏休み、ひたすら自分の時間を提供して怒鳴られこき使われるバイトと暇を持て余す自分に嫌気が差しこのブログを始めました。 コメントとかもらえると嬉しいです。

© 2024 とおるの部屋