何か悪い習慣をやめたいと思ったけど、結局やめることができなかった。
そんな思いをしたことのある人は多いと思います。
しかし、こういう人はこの記事に書く「悪癖断ちの際に最も大切なこと」を実行するだけで格段に成功確率が上がるはずです。
僕の実体験によるものなので人によるのかもしれませんが、少なくとも僕の場合は非常に効果がありました。効果がありそうなら採用してみてください。
悪癖断ちの際に最も大切なこと
最も大切なこと、それは「悪癖を実行不可能な状態にすること」。これだけです。
僕は実際にこれで悪癖を3つ断ちました。
なんだ当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、ほとんどの人はこれができていません。悪癖断ちに限らずですが、みんな未来の自分の理性を信頼しすぎ。「やめよう」「へらそう」「頑張ろう」と決意することで断てるような悪癖なら、既に断捨離できているはず。
決意することにはまったく意味がありません。
僕が断った悪癖① 浪費癖
僕は浪費癖がありました。お金があると使ってしまうのです。
特にクレジットカードを持ち始めてからひどくなりました。現金だと買う前にかなり躊躇するのですが、クレカだとなぜか使ってしまうんですよね。自分で利用額を把握できておらず、カード会社からのはがきが来た後にメルカリで金目の物を売って何とか払ったこともありました。
この浪費癖を断つために、僕は5つ持っていたカードのうち4つを解約しました。(一つ残しておいたのは、ブログのサーバー代の支払いがデビット、振り込み不可だったため)支払先として登録していたものを整理することなくいきなりすべて解約しました。支払いができなくなるものもありましたがお構いなしです。
クレジットカードを断捨離した経緯とその効果について書く
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こういう時に、ダメな人は「クレカを使うのをやめよう」と決意しますが、それでは全く意味がありません。いきなり全く使えなくするのが重要です。
今まで課金されていたものも軒並み半強制的に使えなくなったので、クレカの浪費が減りました。
僕が断った悪癖② スマホ依存
僕はコロナと休学中で暇すぎたため、重度のスマホ依存症でした。
メンタルにもかなり影響が出てきていたので、対策として2つ持っていたスマホとiPadをすべてメルカリで売りました。ガラケーは持っていたので最低限の連絡はこれがあれば何とかなります。
スマホを完全に捨てた理由
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こうすれば物理的にスマホを触るのは不可能です。購入すれば使えますが、さすがにスマホ依存症を治療するために捨てたスマホをわざわざ買いなおすほど重症じゃないです。
物理的に使えなくすることが本当に大事で、これが仮に
- 「スマホを触らないようにしよう」と決意する
- スマホを触れない場所に置くようにする
- スマホ使用制限アプリを入れる
のような対策だと、たぶん99%失敗します。実際僕はどれもやりましたが、せいぜいちょっとしたムラムラやSNSの通知からなし崩し的にまたスマホ依存に戻るのがオチです。3日や4日なら決意も続くかもしれませんが、1週間もすれば最初の決意なんて忘れてしまいます。
僕が断った悪癖③ オナニー
これはまだ断ち切れたかどうかは微妙なところですが、スマホを捨てたことでオナ禁は続いています。
オナ禁が終了するほとんどの原因はスマホからのふとしたエロです。YouTubeのエロい広告、SNSに出てくるちょっとエロい写真、ブラウジング時に出てくるエロいサイトなど。これらを避けることでリセットの可能性を減らすことができます。
所詮オナ禁の科学的効果なんて証明されていないものですが、実際にちゃんとやってみたことはなかったので効果検証が楽しみです。
まとめ→悪癖は「完全にできなくすること」で断てる
ほんとにつくづく思うことだけど、以前の僕も含めてみんな自分の意志を信頼しすぎです。
人の気分というのは刻々と変わるものであって、単なる思いつき、その場のテンションで決意したことが何週間も続くわけがない。誰かの格言にあるように、もっとも意味がないのは「決意を新たにする」ことなんだと思います、ほんとに。
本気で辞めたい悪癖なら、我慢するとか中途半端な自分の意志に頼る方法はやめて、やろうとしても絶対に不可能な状態にしましょう。一見ハードに見えますが、できない状態が続くと誘惑に直面する機会そのものが減るので、やめるのも楽になりますよ。