クロスバイクに限らず自転車に乗ってて、「なんだかブレーキの効きが悪くなってきたな」ということがあると思います。
今回僕のクロスバイクが、ウーバーの配達中に効かなくなったので何とか自力で解決を試みました。結果なかなかうまくいかず四苦八苦したので、その際に試したこと、どうやったらうまくいったのかなどを備忘録として書き残しておこうと思います。
正直こういうのは誰かが書いてくれれればいいじゃんと思ってしまう派の人間ですが、「クロスバイク 機械式ディスクブレーキ 効かない」とか「自転車 ディスクブレーキ 効かない -油圧」とかめちゃくちゃ時間をかけても僕と同じタイプのディスクブレーキを使って解説しているサイトが一切出てこなかったので僕が書きます。
機械式のディスクブレーキってあんまり使われてないんですかね。油圧式とかバイクとか車の情報ばっかり出てきて自転車の機械式ディスクブレーキの情報が全然出てきませんでした。
参考になれば幸い!
クリックでジャンプ
結論→ブレーキキャリパーの反対側のネジを締めてブレーキパッドをせり出させたら改善した
改善するのに1週間近くかかりましたが、結論としては上記の通り非常に簡単なことをやるだけで改善しました。ちなみに僕の使っているブレーキはProMax300というよくわからないブレーキです。
機械式ディスクブレーキの場合、ブレーキをかけた際にはキャリパー側のパッドが動いて、キャリパーの反対側のパッドにローターを押し付ける形で止める仕組みになっていると思います。そんで、押し付けられる側のパッドの位置は六角レンチで調整できるようになっています。僕の場合その「キャリパーの反対側のパッド」が知らない間にかなり引っ込んでいたので、調整して押し出してあげたらブレーキがすごく効くようになりました。
調整前は両ブレーキをフルパワーで押してもほとんど減速しない危険な状態でしたが、今では片方でも思いっきり引けば車体が浮き上がるくらいブレーキが効くようになりました。
ブレーキをかけていない状態でローターとパッドの間の隙間をチェックしてみて、余裕がありすぎるなと感じたらローターに干渉しない程度に締めてみてください。たぶん効果があると思います。
ブレーキ調整の前に試して効果がなかったこと
しかしこの解決策にたどり着くまでにいくつかのことを試してみたのでそちらも書いておきます。
- ブレーキの引きしろを調整する(ブレーキレバー側、キャリパー側共に)
- ブレーキパッドを交換する
- ブレーキローターを交換する
- ブレーキキャリパーの中をいじくりまわす(非推奨)
もし同じブレーキを使っていて、僕と違う原因でブレーキが効かなくなっている場合には以下を試すことで効果があるかもしれません。
ブレーキの引きしろを調整する(ブレーキレバー側、キャリパー側共に)
まず最初にブレーキの引きしろを調整しました。これについては簡単だし、自転車を見ればわかるし、機械式ディスクブレーキに限らないし、各所にやり方を解説してくれている動画、サイトがあると思いますので詳しいやり方が知りたい方はググってみてください。
簡単にいうとブレーキを最大まで引いたときにハンドルバーにぶつかるように、引きしろが長くなっちゃってる場合にはもっと引きしろを短くしてあげようねってことです。
簡単な調整であればブレーキレバーのすぐ近くのワイヤーが出ている場所のつまみを回したり、ブレーキキャリパー(ブレーキ引いたときにカクカク動くやつ)が固定されている場所にあるボルトの位置を調整することでもこの引きしろを調整できます。
これはやってみたのですが、かなり引きしろを短くしても、ブレーキがスカスカで効かない状態は改善しませんでした。
ブレーキパッドを交換する
次に試したのがブレーキパッドの交換です。僕のクロスバイク メリダグランスピード80-MDに適合する(と、ほかのブログで紹介されていた)ブレーキパッドを前輪の分だけ買いましたが、正直言って全然効果がありませんでした。
そもそもブレーキパッドを取り出してみてもそれが交換時期なのかそうではないのかが判断できないレベルだったので当たり前といえば当たり前なんですが、あとあとパッドを交換してない後輪も調整だけで十分効くようになったのでたぶん交換なんていらなかったんですね。ちなみに使用頻度は1年半くらいで、普段乗り(まれにロングライド)に使っていた程度です。
パッドはもっと長い時間高い頻度で使わないと消耗しないパーツのようです。
ブレーキローターを交換する
これはやろうとしただけで実際やってないのですが、当初はブレーキローターも変えようとしていました。
しかしサイズもよくわからないし、どれくらいが交換の目安になるのかの判断も全くつかないし、結構値段もするので「ブレーキパッドを変えてみてそれでも改善しなかったらそれから買えばいいか」と思い結局買いませんでした。
あとあと調べた情報によると、ブレーキローターはそんなに消耗しないパーツらしく、ブレーキパッドを3回交換したらローターを1回交換するくらいのノリで全然大丈夫らしいです。危なく無駄な4,000円を投じるところでした。
ブレーキキャリパーの中をいじくりまわす(非推奨)
ブレーキパッドを交換していた時にミスってキャリパーを壁にぶつけてしまい、その拍子にキャリパーが分解したことからキャリパー内部をいじくりまわすハメになりました。
キャリパーを元通りに組めている自信がなかったので、修理後に組み上げてもブレーキが改善しなかったときに「うっかり分解したキャリパーが原因に違いない」と思い込んでしまったんですね。
キャリパーの中は分解する必要がないし、一度分解してしまうと僕のように知識の少ないチャリダーは組み立てに苦戦する可能性が高いので気を付けてください。
まとめ→ブレーキパーツはそんなにすぐ消耗しない。調整だけで直ることもあるよ!
ということで、ブレーキが効かなくなっても意外と自力で直せるよって話でした。
あっさり直ったみたいに書いていますが、結構時間を取られたので、めんどくさいと思う方や、家の近くにスポーツサイクル専門店がある場合には頼んじゃったほうが速いかもです。
自分で直したいという人には参考になるかも。以上、楽しい自転車ライフを!