メンタル

【テニス】うまくなりたければ言い訳をせず他人のアドバイスに素直に耳を傾けるのが大事

2018-03-08

この記事では、テニス上達のためにとても大切な考え方である、「自分のミスを現実として受け入れること」について話していきたいと思います。

テニスはミスのスポーツ

nike159 / Pixabay

テニスでうまくなるためには、まず練習をしなければなりません。しかしそんなことはみんな分かっているはず。

漠然と練習と言っても、漫然とテニスしているだけではなかなか上手になりません。

テニスはミスのスポーツです。本気でうまくなりたいなら必ずミスの原因を確認し、二度と同じミスをしないように努めることが大切です。

テニスは手ニスではなく足ニスだという言葉はよく聞きますが、足ニスどころが足ミスと言ってもいいくらいでしょう。それくらいミスをしないことが大切です。

ミスをしないためには、同じミスを繰り返さないようにしなければなりません。

では、同じミスをしないためにはどうすればよいのでしょうか。

他人の言葉に素直に耳を傾ける

Couleur / Pixabay

同じミスをしないためには「他人の言葉に耳を傾ける」ことがとても大切です。

なぜなら、ミスの原因は自分ではわかっていない場合が多いから。自分ではできていると思っていても、他の人から見たら全然できていない場合はとてもよくあります。

しかし、この自分のミスに対する他人のアドバイスに素直に耳を傾けるということはとても難しいですし

僕自身を含めて、この「素直に他人の指摘を聞く」ことができる人はとても少ないです。

しかし、5年もテニスを続けてきて、他人の意見を素直に聞ける人こそが上達できるのだとようやくわかりました。

なぜ他人の意見を素直に聞き入れることが大切なのか

なぜ人のアドバイスを聞くべきなのか。

それは、自分では自分の姿を直接見ることができないからです。

人は、他人のことはいくらでも見えても、誰しも自分のことに関しては想像以上に盲目なのです。

僕の実体験から例を挙げます。僕がある日、自分よりもテニスが上手(か同じくらい)な先輩と4人でダブルスをしていたときのことです。

僕らはいつも、試合が終わった後メンバーみんなで反省をします。

試合中のプレーについて「ここが良かった」「ここをこうできるといいね」など、色々反省をしあうのですが、周りが僕よりうまい場合えてして僕はアドバイスを貰う側に徹する(せざるを得ない)ことが多いです。

特に、僕らのペアが負けたときは、それはもう僕のプレーに関する反省をひたすら言われます。

それらは確かに全て当てはまっていて、実際それらが僕の改善すべき点なのは間違いないのですが、僕から見れば先輩たちにもたくさん改善できるプレーはあるし、僕に対する先輩たちのアドバイスと同じくらい、彼らのプレーに僕から注文をつけられるところはあるわけです。

しかし先輩たちは反省するとき、さも僕一人のプレーだけが敗因であるかのような言い方をします。

僕から見れば、敗因の大きなところは僕のプレーにもあるのは間違いないんだけど、それだけじゃない。先輩たちにも変えるべきところはいくらでもあるように見えます。

何が言いたいかというと、 僕よりも上手い先輩であっても、自分のプレーに関しては盲目なんです

この話は僕とダブルスをした先輩たちに限った話ではなく、僕自身にも他の人にも言えることです。皆、自分のプレーを客観的に見ることはできないのです。

客観的に見られないということは、自分のプレーのいいところも悪いところも見えないということですが、あいにく人間は自分に都合の良い事実は強く印象に残るもので、自分のプレーのいいところは人に言われても言われなくてもよく覚えていることが多いです。

しかし、自分のプレーの悪いところはもともと客観的に見ることができない上、人から言われても印象に残りにくいです。なので、自分自身でしっかり反省する意識を持たない限り、いつまでたっても悪いところは見えてこない のです。

だから、自分のプレーを客観的に見ている他人からの意見に素直に耳を傾ける必要があるのです。

自分にとっては惜しいミスでも周りから見れば「またやった」かも

例えば、ダブルスで僕がスマッシュをふかした(バックアウトした)とき。

僕は心の中でこう考えます。「最近スマッシュを練習していないからできないんだな。俺は練習さえすればスマッシュを打てる技術はあるんだから、またこれから毎日練習すればそのうち打てるようになるだろう」と。

しかし、下がりきらず上に向かってスマッシュを打ってミスをした僕を見ていたペアは僕に「もっと早く下がって打点を前に取れ」と言うでしょう。

すると、僕はペアに対して表向きには「わかった」と言いつつ、心の中でこう考えます。「また試合でない場で練習してからだな、今日はまだスマッシュを入れるだけの技術がないから、多少ミスっても仕方がない」と。

そして、僕がまた同じミスをすると、ペアは「早く下がって前で打て」と言います。しかし僕は心の中で「練習していないから」の一点張り。表向きは「そうだよね」とか言いながら、心の中では「打てないわけじゃない、練習してないだけなんだ」と自分に言い聞かせます。

この過去の僕の例こそ、素直に耳を傾けられていない良い例です。

ペアから見たら僕が練習をしているとかしていないとかそんなことはどうでも良くて、ただ「ペアが打点に入るのが遅れてスマッシュをふかしているから指摘した」だけなのです。ペアは、「今ここで」僕がスマッシュをふかして(アウトして)いるという事実を指摘しているだけ。

しかし、シンプルに今スマッシュをミスっているという事実に向き合おうとしなかったから、僕は今までスマッシュが上達しなかったのです。

主観的な言い訳を考える前に、客観的な事実を認めて改めていくことがテニスではマジで大切です。言い訳は不要です。今ミスっているのは事実なのだから。

反発せずに素直に聞く耳を持とう

しかし、自分の間違いを指摘されると誰でも多少反発してしまうものです。僕も何か言われるたびに、そんなことない、そんなつもりはないと思ってしまうクセがあります。

しかし、他の人からしたら目の前に見えている現実を指摘しているだけで、いくら「そんなことはない」と主張したところで説得力もありませんし、なんの意味もありません。

また、アドバイスをしてくれた人があなたよりテニスがうまいかどうかも全く関係ありません。目の前の事実を指摘するのに相手よりテニスがうまい必要はないからです。

よほど信頼できない人でない限り、そういったアドバイスは素直に聞いておいたほうが自分のためになる場合が多いです。少なくとも僕よりは他の人のほうが僕のことを客観的に見ることができるからです。

これは、テニスの上達だけでなく、何事の上達のためにも大切なことです。

アドバイスを素直に聞けないのはもったいない

わざわざこんな記事を書くのは、自分がアドバイスを素直に聞けない人間だからというのもありますが、それと同じかそれ以上に、

アドバイスを聞けない人は勿体無い

と思うからです。こんな僕でもサークルでテニスを教えることがあるのですが、アドバイスをしても素直に聞ける人は本当に少ないのです。

僕が何か言っても、ただ一言「はい」というだけだったり、「わかった」と言って特にアドバイスを行動に移さなかったり。

アドバイスがその人に合うか合わないかは別として、一回言われたとおりにやってみればすぐ良くなるかもしれない。

なのになかなか素直にアドバイスが耳に入らない人がとても多くて、勿体無いなと思うわけです。

これは決して、素直にアドバイスを聞けないその人たちが悪いと言いたいわけではありません。

僕だって他の人になにかアドバイスをされて、それが的はずれだと感じると反発してしまいます。ですが、的外れと感じても一応アドバイスの通りやってみるようにはしていますし、あまりに的外れだと思ったらどういうところがなぜ的外れなのかをアドバイスしてくれた人に伝えて、議論を尽くすようにはしています。

そうして議論した後、それでもアドバイスをしてくる場合にはそれなりの理由があるのだと判断して実行に移すようにしていますし、その結果僕のテニスが改善されることもしばしばあります。

だから、アドバイスを実行に移さない人や、アドバイスの意味を自分なりに理解しようとせずにスルーしてしまう人が、すごくもったいないと感じてしまいます。

反発しながらでも実行してみればうまくなれるかもしれないのに。

みんながアドバイスを聞くようになればもっとみんな上手くなれるかもしれないのに。

常々そう思っています。(自分も含め)

まとめ

Free-Photos / Pixabay
  • テニスをうまくなりたかったら他人のアドバイスに真剣に耳を傾けよう
  • 多少反発してしまっても、その後しっかりとアドバイスを受け入れ、行動を改めればOK。
  • 何も考えずにアドバイスをスルーしてしまうのはもったいない

自分は想像以上に自分のことが見えていないという事実に一刻も早く気づき、他人の指摘を素直に受け入れ、同じミスを二度と繰り返さないように積極的に行動していきましょう!

そうすればあなたのテニスは毎日成長していくこと間違いありません!

それでは!

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大学生。好きなことはテニス、文章書くこと、ダンスミュージック、嫌いなものは忘れ物、銀杏、絡まりやすいもの。 大学一年の夏休み、ひたすら自分の時間を提供して怒鳴られこき使われるバイトと暇を持て余す自分に嫌気が差しこのブログを始めました。 コメントとかもらえると嬉しいです。

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