テニスがなかなか上手くならない、という悩みを抱えている人は多いと思います。
しかし、僕はテニスで強くなる方法をある程度自分の中で確立しています。
それは、
- 勝つことを目標に試合をする
- 相手に「何が嫌だったか」を必ず聞く
- 試合の動画を撮影して振り返る
基本的にこの3つだけです。しかし、この3つを全てやっている人は僕の周りにほとんどいません。
なのでこの記事では、この方法をつかって
無駄な努力を避け、効率的にテニスを上達させる方法
をお教えしたいと思います。
※ちなみにこの記事では「上手くなる方法」は教えられません。あくまで教えるのは「強くなる方法」です。
僕は自分のテニスがうまいと思ったことはあまりないので、うまくなる方法は知りません。
上手さと強さの違いについては↓を参照してください。
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試合で強くなるには試合をしよう
まず最初に、強くなるためには一にも二にも試合です。試合をしなきゃ強くなりません。
いくら練習で強くても、試合で弱い人は腐るほど見てきました。
そういう人は試合の経験値が足りがないから試合で弱いのです。
多くの人は試合をしない
しかし、多くの人は強くなりたければ試合をしろといっても、試合をしません。
理由は単純で、試合の機会は自発的に求めないと巡ってこないからです。みんな試合するのが面倒なんです。
でも、サークルやスクールに受け身で通っていても練習中にきちんとした1セット(あるいは3セット)マッチができることは絶対ありません。
だから、試合をするには、コートを確保して自分で試合メンバーを集めたり、大会にエントリーしたりする必要があります。
ですが大抵の人はそこまでして強くなりたいとは思っていないので、自発的に動かないんですよね。
自分から試合できる環境に飛び込めない人はそもそも強くなるはずがありません。
強くなりたいのは試合なのに、試合をやらなかったら強くなるはずがない。
当たり前のことです。
「それでも強くなりたい」という方だけ、次のステップに進みましょう。
試合で緊張してしまうから参加するのが怖い…という方は↓の記事の方法を実践してみてください。
かなり緊張しやすかった僕でも、実際にこの方法を実践した結果緊張がパフォーマンス低下に結びつかなくなった方法を書きました。
全員とは言いませんが少なくとも僕には効果あったので緊張しやすい人は読んでみてくださいませ〜
勝つための試合をやろう
試合をやると決めたら、次はその試合で絶対に勝ちにいきましょう。
もう少し具体的に言うと、その試合でどうやって相手に勝つかという作戦を考えて試合に臨みましょう。
例えば
今日対戦する相手はバックが苦手らしいから、バックを集中して狙おう
とか
バックのパッシングショットが苦手な相手だから、フォアにアプローチを打とう
とかです。
事前に相手の情報が分かってない場合は、試合中でもいいです。とにかくどういう方針で相手に勝つのかを自分自身で考え、明確にしてください。
なぜ作戦を考えるかというと、実りのある反省をするためです。
漠然と何も考えずに試合をして負けると「あれ、なんか負けちゃったな」くらいの感想しか持てません。
しかし、明確な作戦を持って負ければ
この作戦はこういった点でまずかったから、次回からはこういうプレーをしよう
など、次に活きる反省をすることができます。少なくともその作戦が成功だったか失敗だったかは分かるはずです。
だから、試合をするときは必ずどういうふうに勝つのかを考え、戦略をたててプレーしましょう。
相手から「何が嫌だったか」を必ず聞く
次に、試合が終わったら対戦相手から必ず
自分のプレーの中で何が嫌だったか、もしくはどういうプレーをされたら嫌だったか
を聞き出しましょう。
テニスは基本的に相手の弱点をあぶり出して勝つスポーツです。
自分が気持ちよくなるだけのプレー(所謂オ○ニープレー)ばかりしていても強くはなりません。
どういうプレーが効果的なのかを必ず聞き出して、次に活かしましょう。
実際に聞いてみると、自分が良いと思っていた作戦とは別のプレーが効いていたということも結構ありますから、次に試合をやるときにそれを試してみるのです。
もちろん、対戦相手の嫌がる作戦が次にやる別の誰かにも有効とは必ずしも限りません。
しかし、同じようにそのプレーを嫌がる相手は沢山いるはずです。
自分の戦術の引き出しとして蓄えておきましょう。
試合の動画を撮影して振り返る
これも僕がいつもやっている方法ですが、試合の動画を撮影してあとから振り返るのは楽しい上にとても効果的です。
試合動画を撮影する方法
試合動画を撮影するには、カメラと三脚さえあればOK。
僕が使っているのはベルボンの三脚と、アクションカメラのSJ8PROという機種です。
https://skcnat.info/sjcam-sj8pro-review/
テニスの動画を撮影するだけなので、三脚もカメラもそこまでこだわる必要はありません。
なんなら、丁度良い高さのベンチがあればそれに立てかけるとか、フェンスからスマホをぶら下げるとかでも十分です。
僕の場合、カメラは、以前はスマートフォンやミラーレス一眼のEOSM3を使っていました。アクションカムじゃなくてもOKです。
ただ、スマホだとバッテリーがものすごい勢いで減るのと、ミラーレスだと連続撮影時間が短くて不便だったので僕はアクションカムにしました。
バッテリーの減りがそこまで気にならないのであれば、スマートフォンでも十分撮影可能です。
また、撮影した動画は編集してYouTubeにあげておくと相手と共有できて便利です。
YouTubeにはリンクを送った人しか見れないようにする限定公開機能もありますから、他人に見られたくなくても大丈夫。
僕も撮影した動画をiPadで編集(ポイント間カット)し、ほぼ毎回YouTubeに上げています。
https://skcnat.info/ipad-pro-10-5-for-movie-arrangement/
https://skcnat.info/ipad-pro-10-5-review/
YouTubeにあげればカメラやスマホのストレージを圧迫しませんし、携帯が故障して変わったりしても、あらゆる端末からも見られて便利です。
編集するのは動画サイズを小さくしたり、見やすくしたりするためです。
ただ、編集とYouTubeにアップする作業は自己満足的な部分も大きいので、やってもやらなくても大丈夫ですw
撮影した動画の見るべきポイント
そして、撮影した動画を自分で確認するとき、特に見るべきチェックポイントが
自分が反対側にいるときの映像
です。要はカメラが相手目線の時ってことですね。
普段試合をしていると相手から自分のプレーがどう見えるかを認識することは殆どないと思いますが、これがとても重要です。
この映像を見ながら、相手目線になって
- どういうショットを打たれたら嫌そうか
- どこが1番攻めやすそうか
- ショット選択にまずい点はないか
などに注意してみてください。こうすると色んなことが見えてきます。
例えば、僕が直近でやった試合の動画を見て気づいたことは
- バックハンドのストレートが効いている
- 自分は終始打ち込まれているが、打ち込まれて返球がゆるくなっても深く返った球は叩きづらそうだった
- 自分はフォアハンドに比べてバックハンドのほうが球が明らかに伸びていて相手もたまに詰まっている
- 自分のセカンドサーブがあまり飛んでいないのですごく叩きやすそう
- ベースラインでのラリーのコースが読まれていて振ってはいるが相手はそれほどきつくなさそう
- パッシングではなくロブを打つべき場面がかなりあった
などです。
しかし、どれも自分目線では実感が湧きづらいものばかりでした。
しかも、ベースラインでのラリーのコースについては対戦後の相手からも言われていました。
↑ゴファンみたいでコースが読みやすいって言われましたw
僕の場合よく、「対戦後の相手からのアドバイスに対して『本当にそう??』と懐疑的になってしまう現象」が発生します。相手から言われたアドバイスがイマイチ実感できないときがあるからです。
ダメだと分かってるんですが、こういうときって素直にアドバイスに従えないんですよね。
しかし実際に相手側から自分のラリーの映像を見ると、ほとんどの場合は相手のくれたアドバイスは正しいです。
ここまできて初めて相手の言ってたことが「そうだったのか!」と腑に落ちます。
僕に限ったことがわかりませんが、僕は相手からアドバイスされても
ほんとかよ??
と思っているうちはいまいち従う気になれないんですよね。
実感を伴わないと自分の意見を曲げたがらない頑固なところがあります。
下の記事を書いたのも自分に対する戒め的な意味合いが強いです。
しかし、客観的に撮影された映像を見ると相手の言っていることは正しいと自分の身を以て体験できるので素直に反省して次に活かせるようになります。
その結果、試合をするたびにどんどん戦い方の幅が広がっていきます。
これを次の試合で必ず意識的に活かしていくことで、試合ごとに確実に進歩し続けることができ、結果として徐々にテニスが強くなっていきます。
※ちなみに、試合の映像を見ると「俺のフォームキモいな…」と悲しい気持ちになることがありますが、フォームはそんなに気にする必要ありません。
怪我をしやすいとかなら変える必要がありますが、そうでなければ大事なのは試合に勝てるかどうかですからね。
まとめ
テニスを強くなるための効率的な努力は
試合をする→反省する→映像で振り返る→試合で活かす→etc…
この繰り返しです。
こうして出来ることが増えていけば、それは強さに直結します。
試合に強くなるための考え方については↓の記事でも書いているので、参考にしてみてください。