普段は本を読まない僕が珍しく最近小説にハマっております。そんな中江國香織さんの恋愛小説「東京タワー」を読んでみた感想をつらつらと書いていきたいと思います。

読んでみたいと思っている方のちょっとした参考にでもなれば良いな。
結論→全然面白くない(訳:童貞男には理解不能)
結論だけ言うと全然面白くなかったです。いや、「面白くない」というと少し語弊があります。僕にはこの小説の面白みがわからなかったといったほうが正確かも。
そもそもこの本を手にとったのは、ネットの「絶対読まなきゃ損!大学生におすすめの恋愛小説ランキング」みたいなありきたりなタイトルの紹介記事に載っていたからです。
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/725
おすすめというからには何かしら記事を書いた人の印象に残る部分があったのかな、と思い手にとってみましたが、僕の心には特に響くものがなく。やはり本を読んで感じる感想なんて人それぞれだなぁと痛感しました。
その記事を書いた人を責めているわけでもつまらない本を掴まされた責任を転嫁したいわけでもないのですが…。
つまらないと感じた理由は2つ
なんでつまらなかったのかを分析してみると、2つ理由がるように思います。それは
- 主人公に全く共感できなかったから
- 書かれている世界があまりにも普通の日常だったから
この2つです。
主人公に全く共感できず
主人公は2人いて、ふたりとも人妻と付き合っている男子大学生です。透は詩史と、耕二は喜美子と関係を持っていて、耕二は大学生の由利とも付き合っている、という設定です。人妻と付き合っているという設定から僕にとっては非現実的というか、僕にとってあまりにも遠く、未知の領域過ぎました。
- どういう暮らしをしていたら人妻と付き合うことになるのか
- なぜあえて年のいったおばさんを選ぶのか
- 作中に再三描かれる人妻のといる時の幸福感ってどんな感じなのか
- デートしてセックスしてを繰り返す人生を過ごすとはどんなことなのか
- それって楽しいのか?
- 楽しいとしてどういう感じの楽しさなのか?
作者がほとんど僕の両親位の年齢なのもあって、だいぶ頭に思い描く時代が違うのかもしれませんが、僕にとっては知らない世界です。上記のような疑問のが頭に浮かんできますが、どれも経験がなさすぎて全然ピンときませんでした。
なんかリアルすぎ
あとは描かれている世界があまりにも普通の日常だって書きましたが、要するに僕は小説には現実にないようなフィクションを求めているってことです。それはもちろん意識的じゃなくて潜在的にってことです。
個人的には、小説の中には小説の世界があってほしくて、現実世界みたいにリアルじゃなくても良いんです。
僕らが生きている現実では、人の気持ちとか、はっきりしないことが多いですよね。目に見えるもの(小説でいう一つ一つの人物描写)にはっきり人の気持ちが現れていたり、実は全然そうじゃなかったり、相手の気持ちをわかったような気になっていたら、それは全部自分の勘違いだったり。
例えば、僕の友達が、陰で僕について不満をこぼしていたという噂を聞いたとしても、それが必ずしも僕のことを嫌っていたり陰口を叩いているわけじゃないように、真剣に悩んでいるように見える人が実は何も考えていなかったりするように、すごく怒っている人が本当に怒りを向けていたのは自分自身であったりするように、目に見えるところだけでははっきりわからないことがごく当たり前なのが、現実世界です。
対して、多くの小説とか作り話では、人物の行動や心理描写がそのまま作中(特にラストシーンとか)に行動になって(あるいは描写として)現れることが多くて、見ている側としても「あー、そういうことか」と納得できるんですよね。
例えば、以前読んだ湊かなえさんの「告白」とかすごくわかりやすい例です。ネタバレしないで簡単に言うと、「告白」ではラストシーンにすべて主人公の感情が表れます。
そういうスッキリハッキリとした結末、ラストがないところが僕のモヤモヤの原因なのかな。わかりやすいお話を求めてしまうのは、僕がまだまだがきんちょだからかもしれません。
おわりに
あんまりまだ僕には面白みがわからない本でした。人生経験足りないのかなー。
あと、裏表紙の内容紹介を見て官能的な描写を期待した方には、あんまりそういう描写はないよ、ってこともお伝えしておきます(笑)
また年食ったら違う感想を持てそうな本ので、おっさんになったらまた読んでみようと思いますww


