「ほら、伝え方、勉強しようよ!」
読むとそう人に伝えたくなる。今回紹介する「伝え方が9割」はそういう本です!気持ち悪いほど自分の言葉が強くなるのでニヤけてしまうほど。
この本を読めば物事の本当の「伝え方」がわかるようになる。アスペ(他称)の僕でもできたんだから、間違いありません。
「伝え方が9割」ってどんな本?
とりあえずここだけ読んでもらえばわかるように、この本の内容をざっくりまとめるとこんな感じ。
- 「伝え方」一つで人生は変わる
- 「伝え方」は学ぶことで変えられる
- 「伝え方」はこうすれば変わる
この3つを伝えた上で、具体的にどうすれば伝え方が変わるのか、についていくつものテクニックを挙げ、具体例とともに解説してくれます。
伝え方を教える本だけに、文章は平易でわかりやすく明快です。
また、こういったノウハウ系の本にはすごく抽象的な方法論を並べて、実践の仕方について全く触れないものも多いですが、この本は
➀抽象的な話
②〜③具体的なテクニック
という構成で、普段のコミニケーションへの役立て方がしっかりと書いてありました。
「伝え方」を向上させる方法の例
とはいっても具体例がなければどんな本かわかりませんよね。なので、本に書かれていた例を一つだけ紹介しましょう。
あなたは大学生です。バイトばかりで授業をサボっていたところ、同じ授業をとっている友達から、明日が10000字の期末レポートの締切だと聞きました。
今から頑張っても到底終わりそうにありません。教授にメールを送って期限を伸ばしてもらうしかない!そう思ったあなたが教授に送る文面は、どんなものにすれば良いでしょうか??

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自分の身に起きたと思って考えてみれば、あなたの今後の単位回収は安泰です。僕と一緒に考えてみましょう。
「期限を伸ばしてください。お願いします。」
これではダメそうです。ストレートすぎますね。
ちなみに僕の答えはこれ。
「この授業の単位を落としたら必ず留年してしまいます。自分だけ抜け駆けするのがまずいことは知っていますが、妥協しないでレポートを仕上げるのでどうか期限を伸ばしていただけないでしょうか」
こんな感じです。似たような経験があるからか、自分の留年回避のためとなると意外にもいい文章ができますね(棒)
あなたはどう考えましたか?
…考えましたね。
ではこの本ではどう伝えるのか。レポートの期日を伸ばしてほしいときには、こう言うそうです。
「クオリティを上げたいので、粘ることできませんか?」
だそうです。おお。
期待していたほどではありませんが、バイトで授業をサボっていただけの不真面目野郎が、一瞬であたかも前々から真剣にレポートに取り組んできた勤労学生になったような気がしますね。
言葉一つだけで、よくこれだけニュアンスが変わるものだと感心してしまいます。
しかし、腹の音が先生まで聞こえるくらいお腹がすいたのでそろそろ記事は終わりにします
まとめ
とまぁこんな感じでいろんなテクニックが書いてあります。久々に面白い本に会ってしまったなあ。げへへ。って感じのなかなか良い本です。
普段本を読まない僕でもひくほどサラッと読めたので、読書苦手な人でもすぐ読めると思いますよ。
さああなたも一緒にこの本を読んで習得した伝え方で、誰か他の人に伝えてください。
「ほら、伝え方、勉強しようよ!!」