メリットとデメリットを知った上ならこの端末はマジでおすすめしたい。半年間使ってそう思えたスマホでした。
この記事では、安価なのに異常なハイスペックを誇る大画面SIMフリースマホSAMURAI極を半年使ってきた僕が、このスマホのいいところ、そして悪いところをレビューしていきたいと思います。
比較を分かりやすくするために開封時の記事も合わせてどうぞ!
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いいところ
半年以上使ってきましたが、極はいいところも悪いところもたくさんあります。しかし僕個人的にはどちらかといえばいいところの方が多いですね。紹介します。
ハイスペックなのに安い
このスマホのすごいところは何と言っても性能に対して異常に安い価格です。僕が購入した頃の価格は19000円ほどでしたが、ざっとスペックを見てみると
- メモリ16GRAM3G
- オクタコア(8コア)プロセッサ搭載
- 指紋認証可
- 6インチの大画面
- 2560✕1440の画面解像度
- Gorilla Glass3採用
- 3400mAの大容量バッテリー
など、20000円以下の端末とは思えないほど性能が高いです。実際に 同じ性能の端末を買おうとすると少なくとも40000円くらいはかかるでしょう。
安価な端末が数多く出ているSIMフリー端末市場でもこれほどコストパフォーマンスの高い製品はありません。
ハイスペックでサクサク。マルチタスクが速い!
しかもこのスマホはハイスペックなだけあってかなりサクサク動きます。僕は以前記事でも紹介したとおり、もう一台F-01Fという古めのスマホを持っているのですごい違いを感じます。
特に、複数のアプリを同時に操作するマルチタスクがものすごく速く、LINEを見ながらEvernoteにメモをするといった動作にもたつきがないのが素晴らしい です。
Google Chromeのタブを10個くらい同時に開いた状態でタブを切り替えても再読み込みはほとんど発生しません。
読み込み速度も早く、ストレスが無いためブログを書くときにはPCかこの極だけを使っています。
画面きれいすぎ
そしてこのスマホのもう一つの特徴が圧倒的に綺麗な画面です。6インチの大画面で見やすいだけでなく、 画面解像度は2560✕1440とかなりの高精細ディスプレイです。
最近のスマホは十分な画面解像度があるのでここまで高精細でなくても不便はありませんが、やはりこの画面サイズでこれだけの解像度があると画面の綺麗さは圧巻。高解像度の写真、フルセグテレビ、YouTubeの高画質などを見るのが楽しくなります。
※ちなみに上写真のフルセグテレビはWi-Fi環境とDXメディアコンセントがあれば見ることができます!詳しくはこの記事にまとめてあります。
こちらは僕が使っているWi-Fiです。
昼間の撮影なら一眼いらず!
僕は当初全く期待していなかったのですが、このスマホ、カメラの性能がかなりいいです。
僕は一眼レフカメラを持っているので夜間の撮影性能は所詮スマホと思ってしまいますが、昼間のスナップ写真になると話は別です。
特に一眼のようなボケを必要としない遠くの風景などを取る場合は、もはや一眼いらずと言えるくらい綺麗な写真が撮れます。
実際に、ブログに載せる昼間の商品写真は基本的にこの極で撮影しています。これだけ綺麗に撮れるなら一眼がなくても困りません!
画面になかなか傷がつかない
これは8ヶ月近く使ったからわかることだと思いますが、この端末の画面のガラスは非常に傷に強いです。
僕はテニスをやるのでポケットには砂が平気で入っていて、そのポケットにいつも極を突っ込んでいるのですが、この半年間で目立つ傷はついていません。
もちろんうっすらとした傷は多少ありますが、気になるほどではありませんし、そうした傷もF-01Fに比べると明らかに少ないです。
Gorilla Glass3の名に恥じぬ耐久力と言えるでしょう。
見た目がかっこいい
やっすい端末なのでかっこよさは全く期待していませんでしたが、意外と見た目がかっこいいので気に入っています。
特に側面のアルミフレームがサンドブラストをかけたような滑らかな仕上がりになっているところがかなりイイです。
また、端末を正面に見たときに本体前面の画面占有率が高いため近未来的な印象を受けます。
まあ実際には一見画面らしく見える黒い部分の一部は画面ではないのですが…そこは触れないでおきましょう(笑)
高画質のVR動画を視聴できる
極は画面解像度が高いため、VRで動画を見る際に非常に使いやすいです。VRっていうのはこういうゴーグルにスマホをはめて見るやつです。
スマホVRの動画を見たことがある方はわかると思いますが、VR動画は基本的に左右2つに画面が分割されています。
そのため、横幅は通常の動画に比べて大きな画面解像度が必要になってきます。
例えば、YouTubeの高画質動画は通常1920×1280ですが、これをVR動画で見ようとすると960×1280の画面を左右に2つずつ見ることになります。
すると横幅は半分になりますから、通常の動画を見る場合の2倍粗さが目立ってしまいます。
だからVR動画を見る際には画面解像度の高い端末が必要になるのです。極なら半分になっても1280×1440の解像度があるので、他の端末に比べればかなり高精細です。
2560×1440ほどの高解像度は普通の使い方をすれば必要ないのに、わざわざここまで高精細のスマホを選んだのはこのためです。
綺麗なVR動画が見たかったからです。どんなVR動画を見たかったのかは想像にお任せします。(笑)
※他のスマホより高精細だと言っても、ガチで高画質な動画はこのスマホでもやはり粗が目立ちます。
VRゴーグルを使ってもドットが目立たないくらいの高精細スマホが出るのはもうしばらく先なのではと思います。
DXメディアプレイヤーでテレビを見れる
僕が先日レビューしたDXメディアプレイヤーは、スマホでフルセグ地デジ放送を見ることができるという優れものです。
フルセグはデータ量が大きいので、これでテレビを見るには、スマホにある程度の高い性能が求められます。
しかし、極はこれをらくらくクリアしてくれました。途切れることなくフルセグ視聴ができるのは素晴らしいです。
悪いところ
良くないところは細かく挙げればたくさんありますが、実用していて困る点はそこまで多くないです。強いてあげれば上の2つです。
充電が遅い
この端末の良くないところの一つは充電が遅いところです。
僕がメインで使っているスマホと比べて明らかに充電が遅いです。電池容量は大して変わらないはずなのに。
フル充電にかかる時間は体感で
- メインスマホ(F-01F 3200mA)…約2時間強
- 極(3400mA)…約3時間
くらいでしょうか。流石に一晩充電器に挿しておけば万充電にはなりますが、急いでいるときなどは充電が遅すぎて話になりません。
そのため基本的に前もって充電していないときには使わないようにしています。
その割に電池は保たない
極は電池容量が3400mAと大きく、それなりに充電に時間がかかるのにもかかわらずあまり電池が持ちません。
これがこいつの唯一にして最大の弱点です。
充電が保たないのは、パワーのあるプロセッサや高い画面解像度などに理由があるのでしょう。性能が高い分消費エネルギーも大きくなってしまうのは仕方ないのかもしれませんが…。この欠点さえなければ完璧だったら僕にとって完璧だっただけに少し残念です。
ただ、使い物にならないほど電池が持たないかというとそんなことはありません。 6〜7時間ほどぶっ続けでブラウザをすることができますし、YouTubeも5〜6時間くらいなら連続再生できます。
比較対象が電池持ちの良さがウリのF-01Fなので残念な感じがするのでしょう。
裏面のデザインは安っぽい
僕はホワイトを選びましたが、背面はプラスチックで覆われていてお世辞にも高級感があるとは言えません。フリーテルのロゴが絶妙にダサく浮いています。
僕はそんなに気にならないのですが、この安っぽさが気になる人はいると思います。
大きくて片手操作がしづらい
これは大画面端末の宿命ですが、片手操作はしづらいです。通勤電車でいじるときなど片手操作が要求される場面では不便ですので注意しましょう。
どうしても安定感がなくて困る場合には上の画像のようにバンカーリングをつけるのがおすすめ!
バンカーリングをつけることでスマホを持つときの安心感が5倍くらい上がります。これはマジ。
僕が使っているのはこちらのバンカーリング。
起動時の音がうるさい
このスマホは初期設定のままだと起動時にやたら大きな音がなります。
マナーモードをしっかり設定しておけば特に心配はありませんが、うっかり忘れて授業や会議中に音がなろうものなら確実に周囲を驚かせることになるでしょう。
僕はこれで何度か授業中にひやっとしたことがあります。注意!
まとめ
全部まとめると、極のいいところは安いのに高性能なところです。
この記事を見て、「なーんだ普通じゃん」と思っているかもしれませんが、 この価格でこれだけのパフォーマンスを発揮してくれる端末はそうそうありません。探してみるとわかると思います。
おそらくですが、Amazonレビューの評価が低いのは
- docomoなど大手キャリアのスマホのような完璧なスマホを求めている方が多いこと
- 記事に書いたようなデメリットを理解していない購入者が多いこと
- 初期ロットで不良が多かったこと
が理由だと思われます。
確かにバッテリーの減りが早くて充電が遅いところが玉に瑕ですが、正直僕にとってはこの安さでこの性能が手に入るんだったらそれくらいはいいかなと思えるくらい、コスパおばけなスマホでした。
格安SIMカードを入れるスマホを選ぶなら、選択肢に入れることをおすすめします!
それではっ!
ちなみに現在は
- 10コアプロセッサ
- フルメタルボディ
- 有機ELディスプレイ
を新たに搭載した極2がでているようです。
価格はAmazonでは2017/11/29時点で初代極と同じくらいですので、購入するならこちらの方がいいかもしれません。