Boseの最新ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンを購入し、しばらく使ってみました。
このイヤホンのウリはその高性能なノイズキャンセリング機能ということですから、どの程度の性能なのか気になるところだと思います。
今回はこの性能を様々なシチュエーションで使ってみたうえで伝えていきたいと思います。
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総評→ノイズキャンセリング機能はすごいが最強ではない
結論を先に書くと、ノイズキャンセリングは優秀です。
ただ、AirPodsProと比べた限り最強とはいえなさそうです。
ノイズキャンセリングを「音楽を聴くため」と考えると必要十分です。ノイズキャンセリングのおかげで、かなりうるさい状況であっても音楽を快適に聞くことができますし、CQ Earbudsは音質もとてもいいのでバランスがとれています。
ただ、ノイズキャンセリングを「無音状態を作るための物」と考えると過度な期待は禁物です。そもそも割と静かな状況じゃないと無音状態は無理ですし、人の声は結構聞こえるようにできています。
各場面でのCQ Earbudsのノイズキャンセリングの実力
電車乗車時
電車に乗っているときだとそれなりにキャンセルされます。ただ、AirPodsProほどではないかなー。
CQ Earbudsは低めの音（走行中にモーターが「ウーーーー」と鳴る音）はほぼ消えますが、逆に高い音（線路と車輪がこすれる音、加速するときのモーター音、高架や橋を通過するときなどのかん高い音や、分岐の上を列車が通過するときのガタガタ音などの大きな音は小さくはなるもののふつうに聞こえます。
音楽が聞こえるかという意味では必要十分です。一番うるさい高速走行時で、なおかつ音量が小さくても、音楽が聞こえないことはなかったです。
ちなみにAirPodsProだと、CQ Earbudsで消しきれない高音成分もかなり消してくれます。かなーり遠く聞こえる感じになります。CQ Earbudsだとふつうに聞こえるのでぱっと比べると全然違うと思います。
カフェでの作業時
カフェでの作業ではかなり静かになります。近くで大きめの声で会話していればその声は聞こえますが、それ以外の音（例えば店内BGMや外の道路で車が走っている音、店員さんが作業しているときの雑音、離れた席でしゃべっている人の声など）はほぼ聞こえません。
ノートパソコンであれば自分のタイプ音も全く聞こえません。
店内にしゃべっている人が少ないカフェだったら無音にできる程度にキャンセル能力があります。
家でくつろいでいるとき
家にいるときも、騒音という騒音はほとんど消すことが出来ます。換気扇や食洗機の音、食器乾燥機の音などすべて消えます。
強いていうならテレビの音が聞こえるかな…という程度ですね。
洗い物をしているとき
洗い物の音、水を流す音はほとんど聞こえなくなります。
洗い物しながら音楽を聴いたりYouTubeを聞いたりするのも楽勝です。
ジムでの使用時
周りの騒音はほとんど聞こえなくなります。
- トレーニング器具の音
- 流れているBGM
- ランニングマシンの音
僕が使っているのは公共のジムですが、CQ Earbudsをつけていると周りの音は何も聞こえなくなります。
歩いているとき
履いている靴や地面にもよりますが、よほどうるさくない限り自分の足音も消えます。
後ろから車が近づいてきても気づけません。全くわからないです。
風が強いとき
風が強いと風きり音が問題になりますよね。
この機種は、風きり音が結構入ってきます。
外音取り込みモードは？→音楽を聴きながらだと会話しにくい
CQ Earbudsはノイズキャンセリングを最小に下げると外部の音を取り込む外部音取り込みモードになります。
AirPodsProだとイヤホンをつけて音楽を聴いたまま会話ができるなどと評判の機能ですがCQ Earbudsだと正直音楽を聴きながら会話ができるような感じではありません。
イヤホンをつけたまま会話をするのは簡単ですが、日常にBGMを付け加えるといった運用はできなそうです。
自転車に乗ったままでも使える？
自転車に乗っているときも外の音は8割方聞こえます。
でも、音楽を流したとたんにどんなに小さめの音量であってもふつうに周りの音が聞こえにくくなるのでやめた方がいいかなと思いました。
車を運転している人からしても、イヤホンをつけていると印象悪いですし、聞こえているのかわからなくて不安になりそうですし。
いくら外部音取り込みといっても音楽を聴きながら外を歩いたり公道に出たりするのは周りの人にとって迷惑なのでやめたほうがベターかと思います。
まとめ→QuietComfort Earbudsのノイズキャンセリングはすごいが期待しすぎてはいけない
口コミとかだとAirPodsProよりノイキャンが強いという人もいますが、そのイメージで買うとがっかりするんじゃないかな。
ノイズキャンセリングは強いけど、すべての音をキャンセルして静寂を作るという感じではないです。低音域のノイズをキャンセルしてしっかり音楽を聴くための下地を作ってくれる機能と理解したほうがよさげ。
外部音取り込みモードについては、イヤホンをつけたままちょっと会話したいときに使える機能にすぎないので過度な期待は禁物です。イヤホンを外していい状況ならふつうに外した方がよく聞こえます。
