テニス歴7年の僕が、テニスラケットのメーカーごとの特徴について独断と偏見で書いていきます。
ちなみに僕が使ったことのあるラケットは
- Babolat ピュアドライブ×2
- SRIXON Revo 古いやつ
- HEAD スピードプロ2015
- HEAD スピードプロ2016
- Wilson Steam95
- Wilson プロスタッフ97rf
です。友達のや試打したものも含めると
- YONEX VCore
- Babolat アエロプロドライブ
- HEAD ラジカル
- SRIXON Revo 最新のやつ
- Prince ファントム
この辺り。ちなみに今使ってるのはプロスタッフ97rf autographです。
これらの経験をもとに、各メーカーの特徴を僕の超主観で書いていきたいと思います。
あくまで一個人の意見なので必ずしも正しいとは限りませんが、参考にでもなれば幸いです。
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初心者向けで万人受けし、よく飛ぶBabolat
まず最初はテニスラケットメーカーの人気No.1、Babolatです。
バボラのラケットの特徴は
- 初心者人気が高い
- よく飛ぶ
- あらゆるショットに平均的な性能
こんなイメージがあります。
初心者人気が高い
まずBabolatのラケットはテニス初心者に人気が高いです。
特に
- ピュアドライブ
- ピュアアエロ
この2つのラケットが人気で、特にR.ナダル使用モデルであるピュアアエロはめちゃくちゃ良く見ます。
かくいう僕もテニスを始めたときには経験者の友達から勧められたこともあって、Babolatのピュアドライブを使っていました。
なぜバボラのラケットが初心者人気が高いかというと、いわゆる黄金スペックという標準的なスペックを備えていること、人気が高く売れているラケットが多いことが一番の理由でしょう。
黄金スペックというのは確か100インチ300g26インチのラケットのことで、バBabolatのピュアドライブがこの黄金スペックの代表です。というか黄金スペックという言葉はピュアドライブが人気になって生まれた言葉なのです。
100インチというのは100平方インチのことで、ラケット面の大きさを表します。300gはラケットの重さ、26インチはラケットの長さを示しています。
別に黄金スペックが標準というわけじゃなくて、ただ単にこのスペックのラケットがバカみたいに売れたからその後売られるラケットの多くが黄金スペックを採用したというだけの話なので、黄金スペックという言葉自体に大した意味はありません。
よく飛ぶ
Babolatのラケットの1番の特徴はとにかく弾きが良く、球が飛ぶことです。
サーブもボレーもストロークも、全部良く弾きます。力のない人でもBabolatのラケットにかかれば簡単に飛ばせます。
この特徴のせいか、ボールを飛ばせない初心者にはBabolatが好評ですが、自力でボールを飛ばせるようになってきた中級者は飛ばないラケットにシフトしてBabolatをディスり、飛ぶラケットでも回転をコントロールできる上級者になると再び弾きの良いBabolatのラケットを使い始めるという、謎の出戻り現象が発生したりします。
だから、上級者でもピュアドライブとかを使ってる人は結構います。
僕個人としては、ピュアドライブの「ぱいーん」という軽い打球音が気に入らないのと、飛ぶラケットがそんなに好きじゃないという理由からBabolatのラケットは使っていません。
あらゆるショットに平均的な性能
ここまで、「Babolatは人気だよ」的なことを書いてきましたが、万人受けするということは尖った特徴が薄いということでもあります。
実際、僕が使っていたピュアドライブはあらゆるショットについて無難で平均的な性能に感じました。
飛ぶということについては一貫しているものの、特定のショットは打ちやすいと感じたことがありません。
これが僕の使ってるプロスタッフとかなら、ボレーが打ちやすいというハッキリした特徴があるので、Babolatのラケットはそういった尖った性能を求める人には向きませんね。
Babolatと似てるけどBabolatほど飛ばないSRIXON
SRIXONのラケットは、最近のものはかなりBabolatに似ているという印象があります。
Babolatより振り抜きがよく飛ばないラケットみたいな印象。
以前のモデルはデザインが若干地味めでBabolatより玄人向けなイメージがありましたが、最近のRevoシリーズはデザインもかっこいいし、僕の周りにも使ってる人がかなり増えました。
これといった特徴は感じませんが、友達のを貸してもらったときは使いやすかったし、悪くないラケットメーカーだと思います。
ただ、SRIXONは古いモデルしか使ったことがなくあまり詳しくないため細かいことは分かりません。
圧倒的にストローカー向けなHEAD
勝手なイメージですが、HEADのラケットはストロークが非常に打ちやすいです。ぶんぶん振り回してもボールがコートにしっかり収まるあの感覚はHEADのラケットでしか味わえません。
僕も大学2年の1年間くらいHEADのスピードプロ(2015年モデル)と2017年モデルを使ってましたが、このラケットたちは僕にストロークの楽しさを教えてくれました。
その頃の僕はバックハンドもフォアハンドも練習しまくっていて、「ストローク楽しい!!」と思い始めていたのですが、そこにスピードプロが加わったことでストロークは更に楽しくなりました。
フルスイングで振り切って球を入れる楽しさを教えてくれたラケットでした。
HEADのラケットを使っている世界ナンバーワンのジョコビッチもストロークおばけですし、あなたがストローカーならばHEADのラケットを試す価値は十分あると思います。
ちなみにストローカーなら、スピードプロにエッグパワーというガットを組み合わせると打感最高で&ブンブン振っても入る最強ラケットが完成します。
ボレー、スライスが打ちやすく打感が良いウィルソン
ウィルソンのラケットは他のメーカーにはない味付けが特徴で、ストロークよりボレーやスライス、タッチ系のショットが打ちやすいのがウィルソンのラケット。
ウィルソンのラケットを愛用している選手の代表がR.フェデラーであることからもそれが伺えます。
ウィルソンのラケットはフェースが小さく、かつトップライトなラケットが多い印象です。なので、基本的にはストロークにそんなに向いていない気がします。
特に、プロスタッフシリーズは、昔はフェースの大きさが90インチのラケットも販売されていたようで上級者向けのラケットも多いです。初心者には使いづらいかもしれません。
重さに関しても黄金スペックでないラケットもふつうにあり、僕の使ってるプロスタッフも340gと比較的重めになっています。
クセが強いラケットも多いので、初心者が一番最初に選ぶラケットとしてはオススメしづらいですが、自分の目指したいスタイルが明確でウィルソンのラケットに合うと思っている人やフェデラーのファンにはオススメできます。
それ以外の初心者には勧めませんw
まとめ
テニスラケットはメーカーごとに意外とハッキリした特徴があり
- 初心者にはBabolatが無難
- ストローカーにはHEAD
- ボレーヤーにはWilson
こんな感じです。
僕はラケットメーカーの回し者でも何でもないので思ってることをまんま率直に書きました。
ラケット選びの参考になれば幸いです。