「懲役40年なんて絶対イヤだ。ブログやネットで自分で稼いで、絶対にこの奴隷社会から逃げ切ってやる」
ずっとそう思って大学生活を送ってきました。
しかし、大学4年になった今、僕はサラリーマンとして社会人になろうかな、と思ったのです。
そこまでの経緯を全部吐き出していきます。
いつもみたいに役に立つ記事じゃないけど、1つの例としてこれからのキャリアに悩んでいる大学生なんかの参考になれば。
僕の本音です。
僕はどうしても働きたくなかった
まず最初に話の前提として、僕はどうしても働きたくありませんでした。
絶対に働きたくない、社会に出て行きたくない理由がありました。
それは、働く人々が全く幸せに見えなかったからです。
働く人々のネガティブなニュース
例えば、日々見かけるニュース。
僕が高校生くらいのとき、NHKの特集ではよく、働いてるのに生活すらままならずワーキングプア状態の人々が特集されていました。
シングルマザー、派遣社員、非正規労働者、、そんなニュースばっかり。
そこにつけて、僕がさらに働くことに絶望した出来事がありました。
社会人になって元気がなくなった兄
僕が中学生〜高校生くらいの頃のことです。
僕には兄がいて、兄は僕より5歳上。僕が中学の頃から遠く離れた地方の大学に行っていました。
大学にいた頃の兄は実家に帰省してくるたびに笑顔にあふれていて、いつも楽しそうに大学での出来事を話してくれました。
大学の寮はこんな理不尽なルールがあるとか、こんなバカみたいな行事があるとか、彼女ができたから連れてくるとか、色々ありましたがいつも笑顔。
本当に大学が楽しいんだろうな、と。
僕は小さい頃兄にすごく可愛がってもらったので、兄がいないことを寂しいと思うと同時に、大学で楽しそうにしているのを憧れのまなざしで見ていました。
そして僕が高校生の頃、兄は就職して一人暮らしをするようになりました。大学時代より実家が近いので、たまに帰ってきていました。
でも就職してからというもの、帰省する兄の顔に笑顔はなくなりました。本当にピタッとなくなったのです。
いつも、土日でさえ、やっとこさ仕事の休みを作って帰ってきているようでしたが…帰ってくるたびに疲れた表情をしていて、食事中もなんだかうかない感じでした。
帰省するたび真剣そうな表情で母と仕事や人間関係か何かの話をずっとしていたのだけ印象に残っています。
僕が帰省してきた兄と久々にゲームをしようかなと思ったりしても、兄は平日の疲れをすべて回収するかのように自室で寝ていることが殆どで、けっきょくあまり遊ぶタイミングもなく。
その後も、大学時代のように楽しそうに帰ってくる兄の笑顔を見ることはありませんでした。
社会に出ると人はこうも変わってしまうのか、と高校生の僕はショックでした。
労働環境と辛さに絶望したバイト
その後、僕は大学に入って1年の頃バイトを始めました。ちょうど今から3年前のことです。
初めてやったのは、某大手ファミレスチェーンのバイト。
はじめのうちは楽しかったバイトですが、最終的に僕はバイトのおかげ(せい)で「絶対に社会に出たくない」と決心しました。それほどバイトは嫌いでした。
具体的には、僕の作業がトロかったせいか
- 毎日のように1つが2つ上の先輩からでかい声で怒鳴られ
- マネージャーからは小言を言われ
- バイトリーダー的な偉い人には仕事の遅さを指摘されつつ僕がパンクしたときに迷惑をかけ
というルーティーンを繰り返していました。
ちなみに僕はキッチンで働いていたのですが、キッチンというのはお客さんからはなかなか見えません。
厨房内はタイマーの音とか結構うるさいので、キッチンでの声も客席までは通りません。
だから、すごいでかい声で怒鳴られたり、グチグチと嫌味を言われるのは日常茶飯事でした。
キッチンの他の優しい主婦のスタッフの方やホールで働いている友達が「なんで〇〇にはあんなに厳しいんだよ」と同情するくらい、僕にだけあたりが強かったです。
しかもある日、サークルがあるから行けないといった日にシフトを入れらました。
マネージャーに文句を言っても筋の通らない説明しか返ってこないような状況に僕はうんざりしてしまい、怒られるのももう嫌だったので結局8ヶ月くらいでバイトをやめてしまいました。
「社会で働くってこんなに辛いのか」と思いました。
しかも、そこでバイトに絶望したのは怒鳴られたからだけじゃありません。
ある日ふとシフト表を見たとき、マネージャー(≒お店で一番えらい人)がクルー(≒要するにバイト、時給1000円以下)に分類されていることに気づいたのを今でも覚えています。
- 僕らのシフトを全部管理して
- 人手不足だったらあらゆるポジションに入って
- ほぼ毎日休みなく働いていた
そんなマネージャーが、僕らと100円くらいしか変わらない時給のクルー(アルバイト)扱いになっているのを見て驚愕しました。
もちろん管理職手当みたいなのがあったのかもしれませんが、
- あんなクソみたいな職場で
- いろんな雑務を全部任されて
- 店舗の責任まで負わされてる
- 僕の父親と大差ないような年齢(50〜60歳以上)
それで待遇が僕らバイトと大差ないと知ったとき、「絶対に大手飲食チェーンの店長にだけはならない」と僕は決心しました。
そしてこのバイトを通じて、僕は
- 自分は社会で働くのに適していない
- 労働は地獄、金もらう奴隷
と考えるようになりました。
それならば、なるべく人の迷惑にならないように社会の隅っこで生きてったほうが僕もみんなも幸せになれるに違いない、と思うようになりました。
バイトなんて二度としたくないし社会人にも絶対なりたくない。
ならば、バイトをやめる前から始めていたブログ頑張れば、社会人にならなくても済むんじゃないかと思うようになったのです。
「頭の中だけ意識高い」大学生になった僕
しかし、バイトをやめたときの僕はまだ大学1年の冬です。このころに自分の将来をちゃんと考えてそうな同級生などほとんどいないように見えました。
しかし、僕はこのときから既に割と本気で
会社勤めなんかしないで、自分で稼げる人間になりたい
と思っていました。
しかし、僕はその時サークルの幹部だったので、頭の中はテニスやサークルのことでいっぱいです。
新歓やら大会やらでブログどころじゃありません。サークルに参加しなきゃいけません。
このクソ忙しい中ブログなんか書いてられるか、そのくらい忙しかったです。当時は。
こうして見事に、「脳内だけ意識高いけど何も行動してない大学生」の僕が誕生しました。
正確にはブログもちょろっと書いてはいたのですが、当時の僕はブログのことを舐めてたのでちょちょっと書き続ければ3ヶ月で5万くらい稼げるやろって思ってました。
実際全く稼げませんでした。
ここから2018年の4月くらい、3年生になるくらいまで僕はずっとサークルに縛られてサークルに愚痴をいうだけの大学生でした。
3年になる前に弁護士になろうと決意
しかし、大学3年になって僕は
このままだとやばい
そう直感的に思い、勉強をはじめました。
予備試験の勉強をして、弁護士になろう
そう思ったのです。
働きたくない僕でも、弁護士として1人前になれば誰かにこき使われることもなく、自分のやりたいように仕事ができるに違いない
そう思って勉強をはじめました。
そうして、3年の4月から4年の5月下旬まで、ときには途中嫌になりながらも勉強を続けました。
しかし、何処かでまだ「社会人にならないで気楽に生きていきたい」、ブログとかそういうので稼いで自由になりたいと思う気持ちを捨てられませんでした。
なので、毎日8時間とか10時間とか勉強しながら、合間の1時間、2時間を無理やり作り出してブログを書いたりしていました。
ずっと続けて勉強がどんどん面白くなくなって、苦痛に感じていく傍らその息抜きとしてやってきたブログはとても楽しかったです。
そうして、2019年の2月下旬から、6月下旬の今までブログはほぼ毎日ずっと書き続けていました。
そして日に日に
- こんなつまらない勉強に時間を費やすくらいなら、ブログを書いて稼げるようになりたい
- ずっと日本中や世界中を旅してYouTubeに動画でも配信して生きていたい
という思いが強くなりました。そう思うと、勉強にも熱が入らなくなっていき、いっそ
「試験なんて落ちて早くブログとかYouTubeできる時間ができたらいいな」
と思うようになっていきました。
とにかく勉強から開放されたくて仕方なかったし、自由に生きていきたいという思いが強くなりました。
一日のうち9割勉強に時間を割いていながら、頭の中は8割方は「はやく旅してえ」という気持ちでした。
心と体がちぐはぐな状態が続き、自分の全力を勉強に注ぐことなく試験本番を迎えました。
そして司法予備試験に落ち、自由になった
そうして勉強したくないという思いを抱き続けて中途半端な勉強を続けた結果、僕は予備試験の1次(短答)で結局2点足りずに落ちました。
しかしずっと「ブログ書きたい、旅に出たい」と思っていたので試験に落ちて悲しい気持ちは正直全くありませんでした。むしろ、「これからしばらくやりたいことができる」という期待に満ち溢れていました。
しかし、自由になった僕は自分のやりたいように
- ブログを書き
- テニスをし
と、やりたいことをやりたいようにやり始めたのですが、何も楽しいと感じることができませんでした。
何をやってても空虚な感じがして、充実感はありませんでした。好きだったテニスでさえそうでした。
あるのは、今自分は何をしたいんだろうという空虚な感覚だけ。何をしていても面白いと感じることができません。
こんな生活だったら、社会人にならず自由になれたとしても楽しくないだろうなと思うくらい、精神的に満たされない感じが続きました。
そこでやっと気づいたのが、趣味や遊びは本業や何かで制限される中その傍ら合間を縫ってオマケでやるから楽しいのだということです。
どんなに楽しいと思えそうなことでも、そればかりやっていると飽きるし、段々つまらなくなるのです。
- (学生なら)授業をキチンと受ける
- (社会人なら)本業に勤しむ
などで、自分に一本軸が通すことができない状況に陥ると、途端に自分はなんのために生きているのかわからなくなります。
本業もダメ、趣味も面白くない。自己肯定感は下がる一方です。
何も縛りのない人生は全然楽しくないのだと痛感しました。
ネットで稼ぐはマジで大変、難易度高すぎ
加えてわかったことは、ネットで稼ぐということの難しさです。
世の中では
ネットで稼ぐ=パソコンやスマホで手軽に稼げる
みたいなイメージは未だに根強いですが、多分一度でもネットで稼ぐことにチャレンジしたことのある人なら死んでもそんなこと言えないと思います。
なぜなら、ネットで稼ぐのはめちゃくちゃ難しいから。
説明し始めるときりがないので全部書くことはしませんが、僕だって今まで
- 3年弱かけて500〜600記事書いた
- 200〜300記事くらいリライトした
- WordPressの使い方がわからなくて多分500時間くらい消費した
このくらいやって、それで稼げてる金額は月に1万とかです。
もちろん僕はこの3年弱の間ずっとブログファーストで生きてきたわけじゃないから、ガチで生活かけてやってる人に比べたら大したことないと思いますが、時間だけ考えたらバイトだけで300万くらい稼げるくらいの時間を投下してきました。
3000時間あれば右利きの僕が左手で半人前くらいには試合できる、そんくらいの時間を費やしてようやく月1万円です。
どう見ても簡単じゃない。
130日近く毎日連続で記事を更新してるのにアクセス減ったりするんですよ?
しかも、稼げるようになってもGoogleの気分次第ですべて収益が吹っ飛んだりします。そういう世界です。
YouTubeとかだってきっと同じで、めっちゃ大変なんでしょう。
ネットで稼ぐ、はマジで大変。このことに気づいて僕はネットで稼いで暮らすのは無理だなと思うようになりました。
ブロガーって、かっこいいか?(→全然憧れなかった)
そして、もう1つ僕の脳内に引っかかったのが
ブロガーってカッコイイか??
ということ。
あまり人とも会わず、なるべく毎日カフェや作業スペースに籠もって記事を書き続ける。
新しいことよりなにより、変化なく毎日淡々と続けるのが大事。
そんな生活に、僕は全く憧れませんでした。
もちろん、嫌いな人に会わずに働けるというのはすごい魅力です。
僕だってバイトで嫌いなマネージャーや先輩に怒鳴られたくなくてブログで稼ごうって思ったんですから。
でもよくよく考えてみると、僕は別に人に会いたくない、人と仕事したくないんじゃなくて、単に嫌いな人と一緒に仕事したくないだけです。
好きな人や、僕に不必要な威嚇をしない、危害を与えない人とならむしろ一緒に仕事していたいです。
それに、人間関係から嫌な感情生まれることはあっても、逆に嬉しさや楽しさも同様に人間関係から生まれるものですよね。
日常に刺激を与えてくれるのも、人との出会いです。
僕が一生ブロガーをやっていたら、心に波風が立たない代わりに一生自分の狭い世界で生きることになることになるかもしれません。
そう思うと、僕は会社でもなんでもいいから社会に出て、人と関わって働く人間になりたいと思うようになりました。
「ネットで稼ぐが専業」もまたリスクが高い
また、ネット世界で発信で稼ぐ人たちは
- サラリーマンは安定じゃない
- 今勤めてる会社はいつか潰れる
- だからサラリーマンもリスクが高い
って言いますよね。
それ自体は間違ってないと思いますが、でも冷静に考えたらそれでも「ネットで稼ぐが専業」の人たちのほうがサラリーマンよりリスクが高いのでは、と思うわけです。
特に、僕みたいになんの特技もないような人ならなおさらそう。
サラリーマンはリスクだよって言いふらす人(≒ネットですごい稼いでる人)たちは、普通そうに見えて、何かが突出しているからそこまで伸びてます。
自分が秀でていることは十分理解したうえで、自分のマネする勢力が拡大して自分を権威付けるよう、ポジショントークしてるだけです。
それを「あなたもできる!」と簡単に煽るものだから、ブロガーでもYouTuberでも底辺の死体の山が生まれるわけ。
そもそも能力がない人は、会社にぶら下がっていたほうが明らかに幸せになれますよね。
それに、たとえ会社にぶらさがらなくても生きていける能力がある人であっても、1度「新卒フリーランス」とか言い出せば、その時点で「社会のレールを踏み外した奴」としてレッテルを貼られるのが現状です。
それまでのキャリアは全部パア。
こう考えると、僕のように「ブログで稼ぐことができない&ネットに人生かけると情緒不安定になって幸せに暮らせない&学歴を利用したほうが良さげ」という人間は
- 今持ってる新卒カードを使ってちゃんと就職して企業にぶら下がりつつ
- その傍らで自分の力で稼ぐ努力をする
こうするのが1番自分の力を最大化できるし、リスクが低いなと言う結論に至りました。
ということで、僕はとりあえず年収の高いところにサラリーマンとして行けるように頑張ります。
金があれば、自分で稼ごうと思ったときに採り得る手段(起業、投資、旅して暮らす等)が増えると思うので!
まとめ
自分の将来は自分で考えなきゃだめです。
誰か他人の言うことは、結局その人の人生でたまたまそれがうまくハマったというだけのこと。
アドバイスする側も、他人の事情をすべて知ることなど不可能です。ゆえに、全てのアドバイスは無責任にならざるを得ません。
自分の人生は、自分で考えましょう。
そう思うと、自分の将来について早い段階から考えることができた自分は幸運だった。そう思います。
