クロスバイクを買ったらさっさと純正の太いタイヤを交換してスピードアップしよう!
こんなアドバイスがネット上には溢れかえっています。
僕もこれらのアドバイスに従い、愛車のメリダ グランスピードのタイヤを純正の32cのものから25cのものに変えました。
https://skcnat.info/crossbike-tire-32c-to-25c/
実際、変えたことに後悔はありません。変えてよかったと思ってますよ。
しかし!実際に細タイヤに変えて乗り続けてみて、細いタイヤにしたところでそんなに変化ないんじゃね?と思い始めたのです。
今日はそんな話をしたいと思います。
細いタイヤは漕ぎ出しが軽くなる
まず誤解のないように先に言っておきますが、軽いタイヤは良いです。
軽いタイヤに変えることで一番変わるのは、漕ぎ出しです。もともとついているタイヤの重さにもよりますけど、いわゆる軽い細タイヤは変えた瞬間に違いがわかります。明らかに漕ぎ出しがラクです。
僕も変える前は「ギア1枚分軽くなる」とか言われてんのは嘘だと思ってました。仮に嘘じゃないとしても、誰もが一目瞭然に感じるほどではないだろうと。
しかし実際に変えてみるとその差はハッキリ体感できました。漕ぎ出しは明らかに軽くなりました。ウソじゃないです。
これは間違いない。
僕が疑問を感じたのは、巡航速度についてです。
細タイヤは巡航速度が上がる?
よく、細いタイヤに変えるとクロスバイクでもロードバイクみたいに転がり抵抗が減ってスピードが伸びやすくなる、みたいに言うじゃないですか。
確かに理屈の上では細い方が良いのはわかります。
クロスバイクに重さの変わらない10tトラックタイヤをつけられたとしても、速くならないであろうことは想像に固くないですしね。
できるなら細い方が速く走れるのは間違いないんです。
けど、実際ロングライドをしてみるとどうかというと…
全然変わらないんです。変わらないというか、違いをハッキリ実感できないといったほうが正しいかも。
確実に漕ぎ出しが楽になった印象はあるのでストップアンドゴーは楽になったし、トップスピードに戻すのに必要な力は明らかに細タイヤのほうが小さくて済みます。
けど、止まらずに進んでいる時の速度に関してはガチで大差がないように思えました。
実際この方の動画の後半の32cと28cの坂道の距離比較でも、速度は28cのほうが速いものの、距離的には28cも32cも全く同じところで止まってしまったとのこと。
細タイヤのメリットは、現実にはやはり漕ぎ出しの軽さ一点に求めるべきであって、純粋な走行性能(スピード、どれくらい効率よく進めるか等)に求めると若干期待はずれに感じるのではないかな、と思います。
まとめ
簡単にまとめます。
- 細タイヤに変えると漕ぎ出しは軽くなるがスピードアップするかは微妙、体感はできない
- それでもタイヤ交換はコスパが高いカスタムなのでおすすめ
ってことです。
タイヤを変えるより根本的に大きな性能差をもたらすのはホイール交換だと思いますが、それでも安価にできるタイヤ交換をバカにすることはできませんね。
https://skcnat.info/crossbike-roadbike-wheel/
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