映画の感想

映画「3月のライオン」感想。思ってたより全然かっこいい将棋の映画!

時間があったのでAmazonプライムで映画「3月のライオン」前編と後編を一気に見たので感想を書いていきたいと思います。

Amazonプライムは最強です、まじでw

【追記】2019/05/31

※劇中の画像を載せるのは著作権的にNGとのことを知り、記事中の映像のスクショはすべて削除しました。権利者の方に申し訳なく思っています。

今後このようなことがないようにしたいと思います。

あらすじ

中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、東京の下町に一人で暮らしている。幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、自分のせいで幸田家に亀裂が入り、家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。温かな支えを胸に、闘いへと飛び込む零。若手NO.1を決める新人戦、最高峰を決める師子王戦― それは、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神のすべてを賭ける壮絶な闘いだった。

ところが、ある事件が川本家を襲い、さらに3姉妹を捨てた父親が現れ、耳を疑う要求を突き付ける。一方、幸田家も子供たちが父に激しく反発し、崩壊へと向かっていく。大切な人たちを守るため、強くなるしかない― 新たな決意のもと獅子王戦トーナメントに挑む零。トップには、将棋の神の子と恐れられる宗谷名人が待ち受けていた─。

 

総合評価…3点

1点…つまらない、時間の無駄
2点…ふつう、特に良いとも悪いとも思わない
3点…まあまあ面白い
4点…かなり面白い、見どころあり
5点…めちゃくちゃ良い。永久保存版。

こんな感じで採点すると3点です。この映画の放映当時、電車の壁に貼ってある広告をみて勝手に恋愛映画だと思っていたのですが、全然違って真面目な将棋映画でした。

そして、思っていたより全然面白かったです。

 

この映画のここが良かった

この映画で僕が一番良かったと思ったのは、主人公の零が人や将棋を好きになっていく過程です。

最初、零は両親の死をきっかけに預けられた将棋のプロである義父のもとでなんとか生き残るため、好きじゃない将棋を頑張ってきました。そして、将棋が原因で幸田家を追い出され、勝っても勝ってもうまくいかないその状況に悶々としていました。

しかし、周りのライバルや零を破った島田八段、後藤九段との戦いなどを経て段々と将棋が好きな自分に気づいていきます。

義理の兄弟との関係も当初は最悪で、零が将棋でプロになると当時に諦めなければならなかった京子にはゼロなどと呼ばれ、義弟の歩とは口もきかないような状態だったけど川本家の人の優しさに触れて段々と心をひらいていく零の様子が良かったです。

将棋を知ってるほうが楽しめそう

この映画は将棋がテーマですが、将棋がわからないと見れないようなものでもありません。普通にヒューマンドラマを楽しめばよいです。

しかし、劇中では零が将棋をしている様子や盤面の描写がけっこう長いので、将棋のルールや将棋自体が好きでよくやっている人とかのほうがより面白く見ることができると思います。

僕は将棋の盤面を見てもコマがどう動くかくらいしか知らないので、その盤面がどっちにとって厳しいのか、どのくらい負けそうなのかとかはさっぱりわかりません。

もうちょっと将棋の予備知識があればよかったなとも思いました。

 

印象に残ったシーン

一番印象に残ってるのは、先輩たちとの飲み会で飲みまくってぶっ潰れた零を、あかりさんが拾ってあげ、家に連れて行ってあげる一連のシーン。

 

勝手に飲んでぶっ潰れたのに優しすぎる…あんな優しくてキレイな人に介抱してもらえる零くん羨ましすぎです。というか一緒に飲んでた先輩たちはどこ行ったんじゃw

印象に残ったセリフは、零を介抱して家で着替えさせたあかりさんが、次の日の朝零に対して言った「安心して。私が着替えさせたから私しか見てない!」です。

しょーもなくてすみません。

 

こんな人におすすめ

ふだんは漫画の実写化映画を見るとだいたい、原作より先に見たほうががっかりしなくてすむよなぁと思うことが多いんですが、この映画に関してはそうでもなさそうでした。

原作を見た人でも、漫画やアニメの世界がどういう空気感で演出されるのかを見ながら純粋に楽しめる気がします。

ただ、僕のように精神的に幼い人や、純粋に面白い(=funnyな)ものを見たい人にはあんまりおすすめしません。

ということで、原作の読者かそうでないかに関係なく

  • 誰かの人生を細かく日常も含めて描写した映画を見たい人
    将棋やこの作品の原作が好きな人
    男女問わず大学生以上の人

におすすめしたいです。

全体的に映画として完成度が高いので、みて後悔することはないと思います!

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とおる

とおる

大学生。好きなことはテニス、文章書くこと、ダンスミュージック、嫌いなものは忘れ物、銀杏、絡まりやすいもの。 大学一年の夏休み、ひたすら自分の時間を提供して怒鳴られこき使われるバイトと暇を持て余す自分に嫌気が差しこのブログを始めました。 コメントとかもらえると嬉しいです。

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