大学に入ってテニスサークルに入った!これからガッツリテニサーを楽しんでやる!
そう思ってる大学新入生へ伝えたい。
テニサーの幹部にだけは絶対なるな!!
テニサーの幹部ってのは、テニサーの運営をする役職のことです。
この記事では、現役大学生でつい1年前までテニサーの幹部をやっていた僕が、テニサーに入った1年生に向けて
- テニサーの幹部にだけは絶対なるなという話
- テニサーの幹部にならずに済む簡単な方法
の2つを教えます。
マジで
- 奴隷根性染み付いてる人
- 自分のいるテニサーが好きで好きでたまらない人
- 自己犠牲を厭(いと)わない人
以外はこの記事をちゃんと読まないと絶対後悔するのでぜひ読んどいて!
特に
- テニサーでこれからテニス頑張ろうとしてる奴(特に男)
- テニスが上手い奴(男女問わない)
- 自分可愛いと思っててかつ積極的にサークルに参加しようと思ってる女子
にはちゃんと読んでほしい。なぜなら幹部にさせられる可能性が高いから!
この記事を書いてると
「僕が1年生のときに、こんな記事を書いてくれる人がいれば僕は後悔せずに済んだのになあ」
と思いますが、僕はもう幹部を引退したので自分のためにできることはありません。
今僕ができることは、今後同じような犠牲者を出さないために今の1年生に向けてこの記事を書くことくらいかなと。
ということで、本題に入りましょう。
クリックでジャンプ
テニサーの幹部はクソブラック
まず端的に言ってテニサーの幹部はブラックです。
どういうところがブラックだったのか、3つのエピソードをもとに紹介していこうと思います。
※全て僕のサークルでの実話です
サークル行事は全部強制参加
まず当たり前(錯乱)ですが、サークルの幹事はサークルの練習、行事は全参加です。
僕らの場合、行事はこんなのがありました。
- サークルの全体練習(2時間)
- サークル全体の対抗戦(土日丸1日)
- テニス関係ないイベント(バーベキュー、クリスマスパーティ等)
- 団体戦
- 個人戦
- 合宿(春夏1回ずつ、1回につき5〜6日)
幹部は風邪や冠婚葬祭を除き、これら全てにフルで参加が義務です。
風邪で休めば良いじゃんと思うかもしれませんが、幹部で仮病を使うやつはほぼゼロなので、仮病で休める雰囲気ではありません。
マジで風邪のときは普通に休みますがw
上記の団体戦、個人戦などは基本的に同じサークルの人が出ていれば、自分は試合がなくても応援に行くのがマストです。
ちなみに何らかの行事がある日をすべて数えてみたところ、2018年は82日ほどありました。(個人戦の応援などは含めていないのでそれも入れればもっとあります)
このほかにも
- サークル公式の行事じゃなくサークル内でのグループでの行事(もはやサークル主導だけど一応有志の体で行われてる行事)が年に10〜20回ほど
- 非公式だけど役職的に参加せざるを得ない飲みや集まりが年に2,3回ほど
あります。
幹部はこれらすべて合わせて年に100回以上のサークル行事に必ず行かねばなりません。
こんなにしょっちゅう強制参加の行事があるといくらサークルが好きでもダルく感じてきます。
また僕らの場合、平日にある行事は全体練習の一部だけ(100回以上あるうち年に15回位)で、残りはすべて休日か春夏の長期休暇で行われます。
つまり、殆どの行事は休日に集中します。
なので、普段の土日はほぼ全部、長期休暇も3日に1回くらいはほぼ必ず行事があり、休日は基本サークルで潰れます。
僕は幹部をやってる間、平日のほうが好きでした。なぜなら平日のほうが自分の好きなように時間を使えるからです。
しかも、コレに加えて僕の役職は「テニスで団体戦を引っ張る」的な立場であり、この役職の人は団体戦の練習(サークルの全体練習とは別に週2回、1回につき2〜4時間くらいある)への参加がマストでした。
しかも、団体戦メンバーに入ってると上記の練習とは別に毎日最低でも2時間くらいはテニスを練習しないと、(そこまでキツくは言われないけど)「練習しろよ」と言われますし、実際下手になって試合の時自分が困ります。
この団体戦の義務練習期間は年に9ヶ月くらい(30日*9ヶ月×2/7=77日くらい)なので、これを含めると僕は年に180日くらいは何らかのサークル行事への強制参加が課されていたような感じですね。
そもそもサークルに縛られてる幹部のメンバーの中でも、僕の役職はひときわ縛られる日数が多かったってことですね。
もちろん練習や試合、アウトドアな行事は雨が降れば中止になることもあるので実際はもっと少ないでしょうが、これだけ強制参加が多いと
サークルに雁字搦(がんじがら)め
という感覚がめちゃくちゃ強くなります。
僕はテニスは好きだったので、練習や試合が強制参加になるのはなんとか耐えられました(もちろん途中で何度も嫌になった)が、テニスに関係ない行事は(嫌いとまではいかなくとも)そこまで興味なかったので、かなりしんどかったです。
強制参加とかなく、行きたい行事に行って楽しめる普通のサークル員がかなり羨ましかったですね。
新歓がクソ忙しい
上記の通り、サークル幹部は年間を通じてサークルに縛られるわけですが、中でも1番クソ忙しいのが3月初旬〜5月中旬の新歓(新人歓迎の略)の時期です。
僕のサークルでは(というか多分ほとんどのテニサーが)新2年生が主体となって、新入生の争奪戦をします。
合格発表の時や入学式のとき、学校でおびただしい量のビラを受け取りませんでしたか?
どのサークルに行ってもとりあえずタダで奢ってくれませんでしたか?
あれを1年生相手にやるのが新歓です。僕らのサークルでは、少人数の幹部たちが新歓のすべてを指揮する形でやっていました。
正直新歓のときのことはしんどすぎてあまり覚えていません。
人は辛いことがあるとその部分の記憶が吹っ飛ぶようにできているようで、僕の新歓の記憶もそれによってデリートされつつあります。
ただ、少し覚えているのは
- 毎日のように昼新入生とテニスして
- 夜は飯をおごりつつ、その間は喋ってテーブルを回して
- 終わったら幹部で集まって毎日翌日の動きを確認して
みたいなのを繰り返して
- 当日新歓して出た反省を翌日どう活かすか考えたり
- 新歓に使うコートの予約をしたり
- サークル員の誰にどういう仕事をさせるか割り振ったり
- 入れたい子に入ってもらうため色んな人に協力して何日もかけても全然ダメだったり
- 夜1時とかになっても翌日のことが決まんなかったり
とにかくサークル全体として新歓がうまくいかなくて、強い新入生を入れるていう自分の役割も果たせなくて、精神的にも肉体的にもしんどかった記憶だけあります。
新歓に関してはほんとに色々あったはずなんだけど、なぜか全然思い出せません。
でもたかがサークルで夜1時まで会議してるとか異常ですよね。
あのときの自分たちは効率とか考えずに遅くまで頑張ってを繰り返して、効率の悪いブラック企業さながらの業務を繰り返していました。
はっきり言えるのは、もう二度とやりたくはないということです。
週2練習義務なので旅行にもいけない
先にも書きましたが、とにかく幹部は強制参加の行事が多く、まとまった休みは盆や正月を除いてほぼありません。
盆や正月でさえせいぜい一週間。
なので、旅とかも頑張って二泊三日、それ以上の旅はもとより不可能に近い状態でした。
僕は大学1年生の夏頃からずっと自転車で日本一周の旅にいきたいと思っていたのですが、自転車旅ってめっちゃ時間かかるんですよね。
とうぜん、幹部になった僕に1ヶ月や2ヶ月もサークル行事がない期間なんてあるわけなく、、幹部になったことで自転車旅行は行けなくなりました。
昨年幹部が終わってからは自転車で旅に行こうかとも考えていますが、正直今は将来のことで手いっぱいでそんな余裕はなさそうです。
テニサーの幹部にならない簡単な方法
ここまで書いたことはほんの一部ですが、テニサーの幹部にならないほうが良いってことはよく分かったと思います。
では、どうやったらテニサーの幹部にならなくて済むのか。
テニサー幹部として、幹部となる後輩を選んでいた立場から助言すると
- サークルへの参加率を落とす
- 熱心に練習をしない
- 先輩と仲良くなりすぎない
- 協調性なさそうな雰囲気を出しとく
以上の4つを徹底すれば幹部に任命されることはほぼないと言っていいでしょう。
順に説明します。
サークル行事に参加しすぎない
まず最初に徹底すべきは、サークル行事に参加しすぎないことです。
基本的に幹部というのはサークルに熱心に参加しているやつが任命されるものなので、最初の頃にあまりサークルに参加しすぎなければ幹部に任命される確率は自ずと下がります。
行きたいイベントがあれば行ってもいいですが、全部参加するとなると段々サークルの中心的存在になってしまいかねません。
そうならないように気をつけましょう。
熱心に練習をしない
また、テニスを頑張るキャラも避けたほうが無難です。
特に、試合メンバー的なポジションは避けてください。テニスが上手いイメージがついてしまうと厄介です。
仮にテニスがうまいことが周りに知れてしまったとしたら、絶対に熱心に練習などしてはなりません。これはテニス経験の有無に関わらず徹底しましょう。
一生懸命練習している人はサークルの中で輝きを放ってしまいます。
いま下手だとしても、うまくなって次第に頑張ってるキャラになるのは時間の問題です。
仮にそれで上手くなろうとなるまいと、頑張ってる人はサークルのためにも頑張ってくれそうなイメージが付きまとうので幹部にされやすいです。
テニスがうまい人、頑張ってる人にはならないようにして下さい。
先輩と仲良くなりすぎない
また、先輩と仲が良い人は役職をつけられやすいです。
理由は単純で、仲が良い後輩と一緒仕事をしたいと考えるから。
また、
先輩と仲良い=先輩から見ると「社交的な奴」に見える
ということなので、仕事を任せても大丈夫そうというイメージになります。
特に、既に上の代の幹部の先輩と仲良くなってしまうとマジで赤信号です。これだけは絶対に避けましょう。
先輩と仲良くなるのは幹部が任命されたあとからでも十分可能です。
協調性なさそうな雰囲気を出しとく
これが1番最強です。幹部になりたくなかったら、協調性なさそうな雰囲気を出しておきましょう。
一緒に仕事していてコミニケーションが円滑にいかなそうな人間にサークルを任せようと思う人はいません。
幹部内の関係にカドが立つような人間を入れてもいいことなど1つもないからです。
ただし、この方法だと後々の人間関係にも響くので最終奥義となります。
というかこの方法を使うくらいなら、幹部の任命が終わるまでサークルに全く参加しないようにするほうがまだ良いかもしれませんw
まとめ
長々と書いてきましたが
サークルの幹部には絶対なるな
僕からのメッセージはこれだけです。
それでもサークルの幹部をやってみたいと思うなら僕は止めません。幹部をやることで得たもの、身につけたものも少なからずあるからね。
テニサーの幹部になってよかったことについては↓の記事にも書いてます。
それでも、僕はもう一度幹部をやるかと言われると…多分やりません。
この記事を読んで、無意識のうちにテニスサークルの幹部という名のブラックホールに吸い込まれる、3年前の僕のように無垢な新入生が減れば幸いです。
最後まで読んでくれて、ありがとう。