【カメラ】フルサイズはボケるは嘘?

「『フルサイズはボケる』という表現は誤解を生む」こんな言葉を聞いたことありませんか?
大きいセンサーのカメラを使えばボケた写真が撮れると思っている方は多いと思います。しかしこれは真実のようで嘘です。正しくは「フルサイズセンサーは同じ画角ならばボケやすい」
です。今日はこの理由を解説しようと思います。



ボケの大きさはどう決まる?

そもそもボケの大きさは
F値に反比例し焦点距離の二乗に比例
します。
つまりF値が小さいほど、焦点距離が長いほどボケます。
え?焦点距離ってセンサーによって変わるものじゃないの?と思うかもしれませんが、変わりません。
焦点距離が画角を表す単位として使われているからややこしいのですが、本来
焦点距離はセンサーサイズに左右されない、レンズ固有の値です。
よってボケの量はレンズが同じなら基本変わりません。
ー換算画角ー
レンズに固有の値である焦点距離ですが、便宜上画角を表すための単位としても使われています。

フルサイズセンサーを基準として他のフォーマットの画角を表現するために、フルサイズカメラに焦点距離○○mmのレンズをつけた時の画角と同じなのかを表すのが換算画角であり、焦点距離の単位を借りて換算画角○○mmというように表します。
mmという単位はそのまま画角を表す単位として使われています。いわゆるフルサイズ(35mm版)換算○○mmというやつです。
例:換算50mm =フルサイズカメラに焦点距離50mmのレンズをつけた時に相当する画角
だから同じレンズをつければフルサイズカメラだろうがアイフォンだろうがボケ具合、焦点距離は同じなのです。しかし明らかに違うものが一つだけあります。画角
です。
焦点距離が同じ=レンズが結ぶ像の大きさも同じということ。しかしセンサーの大きさが違えば同じ像でもセンサーが切り取れる範囲は異なります。

画像全体がフルサイズセンサーの切り取る範囲とすると、コンデジのセンサーは中央の明るい部分しか切り取れない。画角が大きく異なるのがわかる。

僕の持っている、EOSM3(aps-cサイズ)とFinePixz900exr:(1/2.3サイズ)で考えてみます。EOSM3の場合、レンズが通す光の円(イメージサークル)の真ん中の22.3mm×14.9mmを切り取ります。

EOSM3。真ん中の深緑の四角い物がセンサー。

FinePixも同じ円の真ん中の6.2mm×4.7mmを切り取ります。

FinePixz900exr。レンズの奥にセンサーがある。

そのセンサーサイズから計算すると、FinePixがEOSM3が切り取った部分と同じ範囲(画角)を切り取るためには、焦点距離が0.28倍のレンズ、つまり3倍以上広く撮れるレンズを使わなければなりません。
つまり、同じ画角を撮るならFinePixのほうがEOSM3にくらべて焦点距離の短いレンズが必要ということになります。なので先程の公式にあるように、センサーサイズが小さいとボケ量も少なくなるということがわかると思います。

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まとめ!フルサイズはボケる!

画角を揃えて写真を撮る時には、より焦点距離を稼げる大きいセンサーのほうがボケるという今日のお話でした!
小さなセンサーでもボケを作ることはできますが、仕組み上大きなセンサーの方がボケを作るには有利であることがわかりました。
それでは!