【前編】初めてデジタル一眼を買おうとしている人に知ってほしい8つのこと

カメラほしいな、これがいいかなと考えてる皆さん!いったん立ち止まって考えてみませんか。一眼レフカメラとミラーレスカメラを一つづつ購入し半年間使ってきた貧乏大学生の僕から、カメラを初めて買う皆さんに伝えたいことをまとめました!一眼購入の参考にしていただければ嬉しいです!

※この記事ではデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス(ノンレフレックスカメラ)をデジイチと言うことにします!




なぜこんな記事を書くか

僕はブログの物撮り用にデジイチを購入しました。それまで使っていたコンデジの画質に満足していなかったからです。ブログに載せる商品写真を今より綺麗に撮影したい!と思ってデジイチを購入しました。思った通りその画質は確かに優れています。ですが後々考えるとそれはもしかしてカメラ性能の良い格安スマホ程度で十分だったのかもしれない…と気づきました。

デジイチは高い買い物です。もし僕がこの事にもっと前から気づいていれば、カメラに費やした10万円弱の出費を抑えられることもできたのではないか、と思いました。なので同じ思いをする人が減ることを願ってここにまとめました。それでは今日もいってみましょう!

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考えてほしい8つのこと

デジイチを購入しようと思っているみなさんはおそらく

今より綺麗な写真が撮りたい

と考えていると思います。しかし、場合によっては必ずしもその欲求はデジイチによって満たされるとは限りません。僕が考えるその理由は

  • 高価
  • 取り回しにくい
  • 目立つ
  • 寄れない
  • 設定して撮るのが大変
  • レンズ沼にはまる
  • 被写体探しに取り憑かれる
  • スマホの写真は十分綺麗

の8つです。上から順に見ていきましょう!

高い

まず当たり前ですが一眼レフは値段が高いです。レンズキットで最安クラスのものでも4万円はかかりますし、いいレンズを使おうとするとなおさら高いです。たしかにスマホなどに比べれば綺麗な写真が撮れるようになるのは間違いないですが、今はスマホでもなかなかきれいな写真が撮れます。そこに代金分の差があるかどうかは考えてから購入するべきです。

取り回しにくい

これは購入前には考えてもいませんでした。外で使うことを想定してなかったからです。けど高画質なカメラを買ったら大体の人は外に持ち出したくなる、と思います。でもカメラって高い。だから僕はカメラが傷つくのが嫌だったのでバッグに直接放り込むことはしませんでした。
つまり、カメラを何かに包んでそれをバッグに突っ込んで使う形になるんだけど、それだとだいぶ機動力がなくなっちゃうんですね。使いたいときにさっと取り出せない。
また、カメラをリュックやバッグにポイーと放り込める人でもそんなに気軽に取り出せません。リュックやバッグの奥底に埋もれてしまうとそこから引っ張り出すのは大変なのできっとその日はカメラを取り出さなくなリます。はい、友達と山に登ったときの僕の話です。(笑)





そこで以前紹介したカメラケースを使ってなんとかぱっと取り出せるようにするんだけど、腰にケースひっつけて歩き回るのはそれなりに目立つ(特に大学内)し、ベルトがつく服など服装が限定されてくるから面倒。

同梱されてるストラップで首にずっとぶら下げておくという方法もありますが、もはやそれだとカメラマンになってしまう。観光地とかならまだしも、日常生活でそれをすると「ガチなカメラマンですか」的な視線を浴びかねない。だからめんどうなのです。
一眼レフカメラはでかい上に取り扱いに少し気を使うので、スマホみたいな手軽さ、機動力がない。これはつらいところです。デジイチの最大の弱点といっても言い過ぎではないと思います。

目立つ

同じく外に持ち出した時の話ですが、一眼レフは目立ちます。人々の視線を集めます。誰かがちゃんとしたカメラを構えていると僕もちょっと見てしまいます。被写体が気になるのかな、自分でもわかりません。
やけに注目されるので、スマホで撮る写真の画質を上げたいと思って一眼レフを買っても、たぶん多くの人はスマホほど気軽に写真を撮れなくなります。
例をあげてみます。あなたがちょっと洒落たカフェに来たとします。少し凝ったスイーツが出てきて写真を撮ろうと思った時、スマホで写真を取り出して撮るのにそこまで抵抗はないと思います。しかし一眼レフで同じことをやろうとすると、想像以上に目立つのです。

いい感じの雰囲気の店内でファインダーを覗きこみ、ダイヤルを熱心に回して撮影する姿がまわりの注目を集めるのは間違いないでしょう。
逆に、こういった他人の視線が気にならない人は、一眼レフをスマホの代わりとしてしっかり使うことができると思います。私の場合はすごく気になるのでそういう場で大きなカメラを取り出すことはあまりありませんでした。デジイチは結構目立つということは知っておいてください。

寄れない

寄れないとは被写体に近づいて撮影できないということです。スマホのカメラは結構近くまで寄ることができるので、近接撮影で不便を感じることはそんなにないと思います。しかし思っている以上に一眼レフは寄れないです。これはデジイチの大きなセンサーに起因していると思われます。

K-S1にDA50mm F1.8をつけて最短距離まで寄って撮影。

EOSM3にEF-M22mmF2をつけて最短距離で撮影。

EOSM3にEF-M18mm-55mmF3.5-5.6で最短距離に寄って撮影。

サムライKIWAMIで最短距離に寄って撮影。

一番上が一眼レフK-S1、真ん中2枚がミラーレスEOSM3、一番下がスマホで撮ったもの。EOSM3に標準ズームレンズをつけたものとスマホが一番大きく撮れているのがわかる。

僕が個人的に一番画質がよく気に入っているレンズであるDA50mmF1.8は本当に寄れないレンズで、画質がいいのになかなか物撮りに使えないのがネックだ。
もちろんレンズをマクロレンズに変えればスマホ以上に寄れる場合もある。しかし通常ついてくる標準ズームレンズでは想像以上に寄れないので、一眼レフで寄って撮りたい場合にはわざわざマクロレンズを購入しなきゃいけない。
レンズは高く、そんなにポンポン買えない人が多いだろうから、そういう人々にとって一眼は”寄れない”カメラなのである。

設定して撮るのが大変

デジイチには基本的にダイヤルがたくさんついていて、これを回して設定を変えていく。

一眼はスマホとは違い写真の撮り方、設定の仕方に幅があります。例えば一眼では、スマホではできない長時間露光を使うことで星景撮影が可能になるし、f値を操作することで背景のボケた写真や全体がパキっと写った風景写真を撮ることができます。このように撮影の幅を広げてくれる高い自由度こそが一眼の強みの一つであると思っています。

※Mモードで設定して写真を撮る方法についてはこちらの記事を参照
しかしこのような一眼の強みを活かす多様な設定の存在は、裏を返せば、一眼っぽい写真を撮るためには色々考えて撮らなきゃいけないということにもなります。
綺麗な花が道端に咲いてたとします。スマホならば立ち止まって撮って終わりです。しかし一眼だと「花をボケさせたいからF値を下げて、寄って撮りたいから望遠をいっぱいに使って、構図を考えて、ホワイトバランスを合わせて、シャッタースピードが遅過ぎたらISO感度を上げてそれが無理なら三脚に据えて…よし撮ろう」みたいに色々考えてしばらく立ち止まって撮影をすることになる。

するとまず周りの人から見ると怪しい人に見えるだろうし、写真を撮るのに時間がかかる。結局、一眼らしい写真を求めるとスマホと同じようなステップではうまく行かないのです。

オートモードで撮るならその苦労は幾分か軽減されるけど、オートで撮るとなると一眼の魅力は半減してしまいます。

どこに行っても腰を据えてカメラを構えられる人には問題ないでしょうが、それはスマホの手軽さとはだいぶ違いますよね。

画質を求めレンズ沼にはまる

一眼レフで綺麗な写真が撮れたと満足するのも束の間、人はもっと綺麗な写真が撮りたいと思い始めます。そして撒き餌レンズ(レンズ沼への案内人=安くて高性能なレンズ)や単焦点レンズ(ズームできない代わりに設計に無理がなく画質がいいレンズ)に手を染め、どんどん高額なレンズに手を出していきます。

http://yamasha.net/photo/lens-numaより引用

自分の腕は変わらないのにレンズばかり買い足してはまた買い足すというレンズ沼サイクルに突入します。これはマジで良くない。お金が飛びます。重要なのはレンズを変えることよりも良い被写体に出会うことだと思います。

被写体出会い厨になる

そもそも撮りたい何かがあってデジタル一眼レフを買ったのに、カメラで写真を撮る楽しさを覚えると、次は自分で被写体を探す旅に出るようになる。もともとそんな目的はなかったのに無理に被写体を探すことでつまらない量産型の写真が増える。

それなら普段から持ち歩くカメラをシンプルにスマホからデジイチに変えて、撮る必要がある時だけ使っていくのが一番自然でいいと思います。カメラは写真を撮る道具であって、そこには常に被写体ありきです。カメラありきになっても撮れる写真は大体つまらないです。

写真旅行がしたくてカメラを買うのでなければ、カメラありきの被写体探しに時間を浪費しないほうが懸命だとと思います。

スマホの写真は十分綺麗

これがデジイチを買わなくていいと思わせる最大の理由かもしれません。
もちろん使うスマホにもよります。撮影条件にも依存します。しかしひとつだけ言えることは

日中ならスマホも一眼に劣らない

ということです。もちろんブログに乗っける程度のサイズの話です。等倍鑑賞とかそういう話は置いといて、日中屋外という条件下で撮れる写真全体をぱっと見渡した時、スマホとデジイチの写真を見分けられる人はそんなにいないと思います。
カメラ玄人はスマホは豆粒センサーだとかいろいろいいますが、豆粒センサーにもメリットがあります。豆粒センサーで大型センサー機と同じような画角を実現すると、必然的に焦点距離が短くなります。となると被写界深度は当然深くなります。つまりピンぼけが非常に起こりづらいです。

悪く言えばボケによる表現がないということなのかもしれませんが、裏を返せば何も考えず撮ってもピンとがだいたいあっているという事でもあります。これをパンフォーカスと言います。デジイチならばf値を大きくして絞らなくてはパンフォーカスにはできません。だから、手軽にピンぼけのない写真を撮れるというのはデジイチにはない強みでもあります。

まとめ

長々と書きましたが、要約すると

デジイチを購入する前に今持っているカメラでできることを考えよう!

ということ。デジイチも結局はいい写真を取るための手段にすぎません。

上に挙げたことは僕個人の所感です。人によってデジイチに求める役割は違ってくるはずですから、自分が何を求めているのか、何を撮りたいのかを明確にしてから購入するとよいと思います!

この記事が皆さんのカメラ購入の一助になれば幸いです。それではまた!